藤目

通常ストーリー

月SS 文豪の嫉妬

○○さんとピクニックに行った、その日の夜…-。 藤目「はあ……」 居間で執筆をしていた私は、原稿用紙を丸め、適当に放り投げた後…… 深いため息をつきながら、畳の上に大の字になって寝転がった。 藤目「……」 (……あの時……) ーーーー 藤目...
通常ストーリー

月最終話 藤目の恋

藤目さんと、疑似夫婦生活を過ごすうち…… 彼は時折、原稿用紙に筆を走らせるようになっていた。 けれど…… 藤目「……」 そんな彼の横顔に、どこか困惑の色が浮かんでいるように思えた…-。 あまりにもいい天気だったので、私達はピクニックに出かけ...
通常ストーリー

月5話 文豪の筆

藤目「この気持ちは……」 そう言ったきり、藤目さんは黙り込んでしまう。 〇〇「藤目さんオムライス、冷めちゃ…-」 藤目さんが突然にテーブルをたった。 藤目「オムライス、取っておいてください……後でいただきますね」 彼は上の空でそう言って、ど...
通常ストーリー

太陽SS これから綴る人生

〇〇さんと一日だけの夫婦生活を過ごしてから、数か月後…-。 新刊の執筆を終えた私は、彼女の元へと向かっていた。 ーーーーー 藤目『貴方を見ていると…貴方に触れると、何とも言えない感情が湧いてくる』 〇〇『藤目さん…?』 藤目『この気持ちは…...
通常ストーリー

太陽最終話 無題のラブレター

その夜…-。 私達は一緒に作った夕食を食べ終え、穏やかな時間を過ごしていた。 藤目「料理って難しいんですね。 ○○さんは、料理上手だな」 後片付けを申し出てくれて、藤目さんが洗い物をしてくれている。 でも…… 藤目「あ」 パリン…-。 藤目...
通常ストーリー

太陽5話 上の空

藤目「この気持ちは……」 そう言ったきり、藤目さんは黙り込んでしまう。 〇〇「藤目さん? オムライス、冷めちゃいますよ?」 そう言うと、彼はようやく顔を上げた。 藤目「……それはいけない」 まだ湯気が上がっていることを確認し、藤目さんは嬉し...
通常ストーリー

第4話 指先から……

藤目さんとの、疑似夫婦生活が始まった…-。 小さな家の中に、良い香りが広がっている。 (藤目さん、まだかな……) オムライスを作っていた私は、後は卵で包むだけ、というところまで料理を終えて、藤目さんの帰りを待っていた。 すると…-。 藤目「...
通常ストーリー

第3話 新婚生活?

藤目「そうだ……新婚生活を取材するっていうのも面白そうだ。 協力してくれる、と言ってくれましたよね」 藤目さんが、私ににっこりと笑いかける…-。 藤目「では、○○さん、そういうことで」 彼はそう決めつけると、私の肩にぽんと手を置いた。 藤目...
通常ストーリー

第2話 取材

やわらかな草を踏み、私は藤目さんの後ろ姿を追いかける…―。 〇〇「藤目さん、どうしたんですか……?」 何とか隣に並ぶと、藤目さんは困ったように眉を寄せた。 藤目「……」 〇〇「もう、授賞式がはじまってしまいます」 何も言わない藤目さんの袖を...
通常ストーリー

第1話 木陰で再会

頬を撫でる風が、突然に涼しくなったある日…-。 私は、シャーロット文学賞の授賞式に招かれ、文壇の国・ミステリアムへとやってきていた。 (藤目さん……文学賞を受賞するなんてすごい) 先日、眠りから目覚めた藤目さんは、王子でありながらも恋愛小説...