夢100

ロルフ君の着る衣装を決めるべく、まず私達は国王様を尋ねることにした…－。国王様は城の大広間で、兵士達の訓練を見て回っているところだった。（すごい……）軍服の兵士達がきっちりと列をなし、並んでいる。空気はピンと張り詰め、遠くから見ているのに緊...

―――――ロルフ『……助けてください』―――――尋常でない様子のロルフ君とひとまず部屋へ入り、ソファーに腰掛ける。（話を聞くのは、ロルフ君が落ち着いてからにしよう）ソファーに並んで座った私が、ハンカチを差し出すと……ロルフ「……ごめんなさい...

幻惑の国・ロトリア　宙の月…－。もうすぐ開催される収穫祭に招待された私は、祭りの主催国であるここ、ロトリアへと久しぶりにやって来ていた。ロトリアの城下町は、収穫祭に集まった人でいっぱいで、かなりの賑わいを見せていた。（なんだかワクワクしてき...

覚醒前第1話　ロトリアの収穫祭第2話　決まらない衣装第3話　どっちがいいですか？第4話　男の子だから第5話　仮装の候補太陽覚醒太陽6話　猫の魔女太陽7話　ハッピー収穫祭！太陽最終話　背が伸びるまで待ってて太陽SS　きっと、いつか月覚醒月6話...

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それは、○○様とおばけカボチャハウス制作に勤しんでいた時…―。兵士「大変恐縮ですが……市民から苦情が出ています」（……何たることか！）少々……いや大分、夢中になってしまっていた私は、世間の理解力の乏しさに絶望した。ネペンテス「この街に、私の...

突然、街の兵士さんからおばけカボチャの苦情が出ていると言われて、ネペンテスさんは、不満顔になった後、大仰にうなだれた。ネペンテス「この街に、私の美食を理解する者は一人もいないのでしょうか！何たる悲しみ。私がこうして自ら真の食を作りだそうとし...

ネペンテスさんと二人で、熱中しておばけカボチャハウスを作り続けているうちに、いつしか日は落ち、空には星が瞬き始めていた。（いつの間に日が暮れたんだろう……）隣を見れば、未だ一生懸命手を動かすネペンテスさんの姿がある。初めて見るような必死な顔...

それは、○○様とおばけカボチャから脱出した後…－。○○「……」ネペンテス「大丈夫ですか？」○○様は、私が唇を舐め回した後から、どうも顔色が優れない様子だった。○○「……大丈夫です、早くおばけカボチャを見つけましょう……」それなのに、○○様は...

―――――ネペンテス『あなた様を、このカボチャに埋め込み、最高潮！　あのいただきへ昇るのです！』―――――カボチャに私を埋め込む、という突拍子もないことを、ネペンテスさんは言い出して……ネペンテス「逃げないでください。大事なお役目があなた様...