ネペンテス

恐怖!ウィルの収穫祭

月SS 最後のお楽しみ

それは、○○様とおばけカボチャハウス制作に勤しんでいた時…―。 兵士「大変恐縮ですが……市民から苦情が出ています」 (……何たることか!) 少々……いや大分、夢中になってしまっていた私は、世間の理解力の乏しさに絶望した。 ネペンテス「この街...
恐怖!ウィルの収穫祭

月最終話 ふたりの時間

突然、街の兵士さんからおばけカボチャの苦情が出ていると言われて、ネペンテスさんは、不満顔になった後、大仰にうなだれた。 ネペンテス「この街に、私の美食を理解する者は一人もいないのでしょうか!何たる悲しみ。私がこうして自ら真の食を作りだそうと...
恐怖!ウィルの収穫祭

月5話 苦情

ネペンテスさんと二人で、熱中しておばけカボチャハウスを作り続けているうちに、いつしか日は落ち、空には星が瞬き始めていた。 (いつの間に日が暮れたんだろう……) 隣を見れば、未だ一生懸命手を動かすネペンテスさんの姿がある。 初めて見るような必...
恐怖!ウィルの収穫祭

太陽SS 食後の運動

それは、○○様とおばけカボチャから脱出した後…-。 ○○「……」 ネペンテス「大丈夫ですか?」 ○○様は、私が唇を舐め回した後から、どうも顔色が優れない様子だった。 ○○「……大丈夫です、早くおばけカボチャを見つけましょう……」 それなのに...
恐怖!ウィルの収穫祭

太陽最終話 甘いデザート

――――― ネペンテス『あなた様を、このカボチャに埋め込み、最高潮! あのいただきへ昇るのです!』 ――――― カボチャに私を埋め込む、という突拍子もないことを、ネペンテスさんは言い出して…… ネペンテス「逃げないでください。大事なお役目が...
恐怖!ウィルの収穫祭

太陽5話 狂気のシェフ

ネペンテスさんと二人で、集中しておばけカボチャハウスを作っているうちに、すっかり夜のとばりが落ちていた。 (もう、こんなに真っ暗に……) と、突然ネペンテスさんが…-。 ネペンテス「ああ……! 作ってみるものですね! 最高の食ができそうです...
恐怖!ウィルの収穫祭

第4話 おばけカボチャハウス

―――――― ネペンテス『せっかくの収穫祭です。それに、これだけ多くのカボチャが街にあることですし。 あなた様がそこまで言うのなら、作ってみましょう。 ですが! あなた様には必ず召し上がって頂きますよ。 やるからには、最高のおばけカボチャ料...
恐怖!ウィルの収穫祭

第3話 私の提案

くんくんと香りを嗅ぎながら、ネペンテスさんは迷うことなく厨房に到着する。 (香りだけで、よくわかるなあ……) ネペンテス「ここからですね。ロトリアの宮廷料理でしょうか、変わった香りが……」 厨房の中からは、確かに香ばしいような苦々しいような...
恐怖!ウィルの収穫祭

第2話 美食を求めて

一緒に収穫祭の街を楽しもうとネペンテスさんに誘われて、二人で、活気溢れる街を歩き始める。 ネペンテス「はるばるロトリアを訪れたからには、まだ見ぬ食を追及しなければ……」 熱を込めて言うネペンテスさんに、少しだけ困惑する。 (やっぱり相変わら...
恐怖!ウィルの収穫祭

第1話 芳醇な香り…?

幻惑の国・ロトリア 宙の月…-。 長閑な午後に、人々の賑やかな笑い声が響く。 (収穫祭か……楽しみだな) 花の精の国・ヴァラスティンのネペンテス王子から収穫祭に誘われ、私はこの国を訪れていた。 (待ち合わせはこの辺りのはずだよね?) 賑わう...