アポロ

通常ストーリー

太陽8話 助けになりたい

漆黒の空に、月が不安げに淡い光を宿している…ー。城を追われた私達は、街へと下りていた。けれど、その道すがら…(アポロ…様子がおかしい?)アポロは呼吸を荒くして、肩で大きく息をしていた。アポロ「…っ…くそっ、頭が回らん…!!」○○「アポロ…!...
通常ストーリー

太陽7話 落ち着きを取り戻した城で

ーーーーーーアポロ「多少は、会いたいと思った」アポロ「そう、その呆けた顔が早く見たいと思ったのだ」ーーーーーーそれから…ー。アポロを連れて、私は彼の部屋へと戻った。太陽は既に落ち、外には漆黒の闇が広がっている。急襲を受けて騒然となっていた城...
通常ストーリー

第6話 アポロの兄

それはアポロが遠征へ出てからすぐのこと…怒号のような叫び声や、地響きのようや足音に、私は慌てて、城の部屋から飛び出した。(何が起こってるの…!?)廊下に出てみれば、城の人々が逃げ惑うようにして駆けている。○○「あのっ!何があったんですか?」...
通常ストーリー

第5話 姫としての価値

ーーーーーアポロ「おかげで、良いことを思いついた」ーーーーーそれから…ー。彼に強引に連れられて、向かった先は…アポロ王子の領から遠く離れた、彼のお父様が住んでいらっしゃるという王宮だった。(道中、すごく念も押されたし…どういうつもりなんだろ...
通常ストーリー

第4話 心臓の楔

街中で私を助け、騒ぎを鎮めてくれたアポロ王子が、急に苦しみだしてしまい…私はそのまま、彼と一緒にフレアルージュの城へと戻ることになった…ー。アポロ「う…」従者の前では、決して苦しんでいる素振りなどを見せなかったアポロ王子は、自室に戻りベッド...
通常ストーリー

第3話 煌めく黄金色

アポロ王子の城に、一晩滞在した翌日…ー。私は、フレアルージュの街を一人歩いて帰っていた。ーーーーーーアポロ「…本当に苛々させる女だ」アポロ「今後、二度と俺の視界に入るな。明日、早々に帰ることを命じる」ーーーーーー(怖かったけれど…あの威厳の...
通常ストーリー

第2話 王族の威厳

ーーーーーーーーアポロ「この国で俺にできんことは何一つとしてない」ーーーーーーーー威武堂々と立ち、アポロ王子は私に、目覚めさせたお礼をしてくれると言った。(でも、急に言われても……)アポロ「どうした、早く言わんか」○○「はい……えっと」言い...
通常ストーリー

第1話 炎を宿す瞳

紅鏡の国・フレアルージュ 輝の月…ー。豪壮な広間に、張り詰めた空気が満ちている。厳重な警備や、アポロ王子を取り囲む十数名の衛兵達を前に、招待を受けた私は…○○「……」ユメクイの眠りから目覚めたアポロ王子を前にひどく萎縮してしまい、上手く言葉...