通常ストーリー

通常ストーリー

月7話 たった一つの願い

(私の願いは……)手の中で光る流れ星を見つめる。その気持ちが心の底から溢れ出て、願わずにはいられなかった。(星屑時計よ、止まって……!)途端、流れ星が私の手から飛び立ち、星屑時計が輝く。次の瞬間……星屑時計は輝きを失い、ただの砂時計のように...
通常ストーリー

太陽SS 流れ星の誓い

所狭しと並ぶ本棚の隙間から、○○の横顔が見える。(ああ、あんなに緊張して)彼女の前には僕の父上が座り、黙って彼女の顔を覗き込んでいた。(急に連れてきてしまって、ごめん。でも……)父上の書斎の小さなキッチンでベルガモットティーを淹れながら、彼...
通常ストーリー

太陽最終話 確かなもの

窓から時折入る夜風が、私の頬をそっと撫でる…―。シュテル「○○……。君は聞いてくれたね。僕の願いは何かと。 やっとわかったんだ。僕は、君の傍にいたい」○○「……っ」それはあまりに突然で、私は言葉を失ってしまう。(私……何て返事すればいいの?...
通常ストーリー

太陽9話 請願と告白

ー----シュテル「君は……馬鹿だね。 ありがとう」ー----それからすぐのこと…―。王妃様への一連のご報告を終え、シュテルさんは、私を連れてすぐにメテオベールを出た。シュテル「君に会わせたい人がいる」そう言うシュテルさんに連れられ、降り立...
通常ストーリー

太陽8話 星の力

シュテルさんが流れ星を生み出し、願いをかけようとする…―。○○「嫌、です……」彼の手を引き止めようとするけれど、力が入らない。シュテル「黙れ……」(だって、私はシュテルさんと一緒にいたいと願った。シュテルさんの命を使って治してもらったって…...
通常ストーリー

太陽7話 願いの行方

(私の願いは……)手の中で光る流れ星を見つめる。その気持ちは心の底から溢れ出て、願わずにはいられなかった。(あなたと、ずっと一緒にいたい……お別れなんて、嫌です)途端、流れ星が私の手から飛び立ち、星屑時計が輝く。次の瞬間……夜空の星々が、シ...
通常ストーリー

第6話 優しい人

静かな部屋のカーテンの向こう側で、星々がささやき合っている。シャンデリアの灯がゆらゆらと揺れて、シュテルさんの長いまつ毛に影を作った。シュテル「……何故怒る?」○○「どうしてこんな……!」シュテル「他に、どうすればいいんだ。 命を助けてもら...
通常ストーリー

第5話 シュテルの決意

ー----シュテル「久しぶりにあんなに笑ったら、少し……」○○「大丈夫ですか!?」シュテル「メテオベールの城へ」ー----私達の乗った星はメテオベール城のある星に到着し、執事さんやお医者さん達の介抱の甲斐あって、シュテルさんは今、穏やかな寝...
通常ストーリー

第4話 胸の奥にあるもの

流れ星に乗り、シュテルさんと次に降り立った星は…―。(すごく賑やか)其処此処で陽気な音楽が流れ、美しく着飾った人々が踊っている。シュテル「ここでは、祭りが盛んなんだ。毎日意味もなく祭りをしている」○○「そうなんですか……何だか夢の中にいるみ...
通常ストーリー

第3話 ひと時を永遠に

星々の光が真っ白な雪に吸い込まれていく…―。歩いてみると、この星は本当に小さな星だった。○○「見てください、雪だるまですよ」切り株の上に小さな雪だるまを見つけ、足を止める。シュテル「ゆきだるま?」○○「雪だるま知らないんですか?こうやって…...