通常ストーリー

通常ストーリー

第4話 君までの距離

トルマリさんの話題になり、アルマリの表情に暗い影が落とされる。 (アルマリ……どうしたのかな?) 不意に曇った表情が気にかかり、私はアルマリの方に顔を傾ける。 すると…-。 ○○「……っ!」 すぐ近くにいたアルマリの顔に、頭をぶつけてしまう...
通常ストーリー

第3話 どこまでも深い蒼

城に戻った報告と挨拶のために、私とアルマリは国王様の元へ向かった。 国王「○○様、アルマリを目覚めさせていただき、本当にありがとうございました」 ○○「いえ……そんな……」 国王様に丁寧にお礼を言われて、思わず身を縮める。 アルマリ「父上、...
通常ストーリー

第2話 彼のお兄さん

アルマリが城に戻ると、執事さんやメイドさん達が一斉に駆け寄ってきた。 執事「アルマリ様、ご無事で嬉しゅうございます!」 メイド「お怪我などはありませんか?」 アルマリは、きょろきょろと慌ただしく視線を動かしている。 (……誰かを、探している...
通常ストーリー

第1話 蒼い目の王子さま

宝石の国・マリングラス 陽の月…-。 (まぶしい……!) 指輪から強い光が放たれて、私の目の前に蒼い瞳の男の子が現れた。 (蒼くて綺麗な瞳……) アルマリ「……」 目の前の男の子は、何も言わず、ただ私のことをじっと見つめてくる。 ○○「えっ...
通常ストーリー

月SS 見つけ出した選択

オレがルシアンに呼び出されてから、数日後の夜…―。 (ルシアン、なんであんなこと……) アディエル「あー、くそっ! わけわかんねぇよ!」 ルシアンから、禁止区域にいた子どものことで叱られ、お前の行為が重いとまで言われてしまったオレは、ここ数...
通常ストーリー

月最終話 ルシアンの真意

アディエル「……○○!」 突然、アディエルくんが私を抱きしめる…―。 それはすがるようなもので……私はそっと彼の背中をさすった。 アディエル「……悪ぃ」 しばらくして、アディエルくんが小さくつぶやく。 アディエル「お前の顔見たら……たまって...
通常ストーリー

月5話 ふさぎこむ部屋

ルシアンさんに、アディエルくんが呼び出されて数日・・・―。 あれからずっと、アディエルくんの姿を見ていなかった。 (以前は毎日、会いに来てくれてたのにな……) 少しの寂しさと心配を募らせ、城の廊下で会った人に彼のことを尋ねてみた。 侍女「そ...
通常ストーリー

太陽SS 背中合わせの照れ隠し

オレがルシアンに呼び出された次の日…―。 ○○を誘って、甘い香りが漂う花畑にやって来たオレは、隣に座る彼女に、ルシアンから禁止区域にいた子どものことで叱られてしまったことを打ち明けた。 すると…… ○○「……アディエルくんを見てると、時々と...
通常ストーリー

太陽最終話 花畑でのこと

花々が、吹く風に楽しそうに揺られている…-。 アディエルくんは花畑に座りこんで肩を落とし、ルシアンさんに叱られたことに意気消沈していた。 アディエル「オレ、あいつに嫌われたのかな。もしそうだったら、どうしたらいいんだか……」 ○○「……そう...
通常ストーリー

太陽5話 落胆の理由

アディエルくんがルシアンさんの使者に呼ばれていった次の日…-。 私が泊まっている宿の部屋までアディエルくんが来てくれた。 アディエル「昨日の埋め合わせだ。花畑に連れていってやるぜ」 ○○「……! はい、ありがとうございます」 (あれ……?)...