通常ストーリー

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月6話 燃え盛る炎の中で

(子猫、どこに行っちゃったの……) 私は子猫を助けるために、燃え盛る小屋の中をさまよっていた。 ○○「どこにいるの!?」 煙が立ち込め、思うように周りが見えない。 (どうしよう、こんなじゃ全然子猫が探せない) やみくもに前に進んでみるけれど...
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太陽SS 炎の中の誓い

少年「王子さま……お姉ちゃんが中に入って行っちゃった」 少年達は、堰を切ったように泣き出した。 サイ「……! ○○っ!!」 彼女の名前を叫びながら、僕は燃え盛る小屋へと駆け寄る。 その瞬間、恐ろしいほどの熱風が僕を襲った。 サイ「……っ!」...
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太陽最終話 失いたくない

さっきまでの喧騒が嘘だったように、星が穏やかに瞬いている。 ――――― サイ『……この子、城で飼おうか』 ――――― ○○「サイさん、どうして突然子猫をお城に?」 城に戻りながら、私は彼の顔を見上げた。 サイ「……君達のせいかな」 ○○「そ...
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太陽7話 一緒に帰ろう

サイさんに手を引かれながら、炎の中を進んでいく。 (なんだか、頭がぼうっとする) 煙を吸い過ぎたのか、意識が朦朧としてきている。 (でも、しっかり歩かないと) けれど意志とは反対に、その場に倒れ込みそうになってしまう。 サイ「○○……?」 ...
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太陽6話 炎の中で

燃え盛る小屋の中、必死に子猫を探す。 (どこにいるの……!?) そのとき、微かに子猫の鳴き声が聞こえた。 ○○「あ……っ」 毛布の影から、子猫がよろよろとした足取りで出てくる。 ○○「よかった……!」 抱きしめると、子猫の体はとても熱くなっ...
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第5話 炎の恐怖

翌日…-。 窓から入る風が心地いい。 (焼き過ぎてしまったかな) 小屋で面倒を見ることにした子猫の為に、私は魚を焼いていた。 サイ「な、何してるの!? ○○」 私の様子を見に来たサイさんが、動揺した様子でフライパンを凝視している。 ○○「サ...
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第4話 サイの気持ち

頬を風に撫でられて、そっと目を開ける。 (あ、私……) 二人を起こさないように、傍に座ったつもりが、いつの間にか眠ってしまっていたようだった。 サイ「……起きた?」 優しい声がかけられる。 ○○「……!」 気がつくと私は、サイさんの膝の上に...
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第3話 眠る彼

サイさんと子猫を助けてから、しばらく…-。 私は、子猫にご飯をあげようと、再び小屋に来ていた。 子猫「にゃぁ」 中へ入ると、私の足元に子猫が頭を擦り付けてくる。 (可愛い……) 頭を撫でると、喉をゴロゴロ鳴らして私にお腹を見せてきた。 (懐...
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第2話 子猫とサイ

ー---- サイ『綺麗だけど……僕はこうして見てるだけでいいよ』 ー---- 困ったようなサイさんの笑顔が頭から離れず、その夜はなかなか寝付けなかった。 その翌日…-。 サイさんが公務に出ている間、私は城の近くの小路を散歩していた。 (ちょ...
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第1話 打ち上げ花火

宝石の国・サフィニア、輝の月…-。 城の近くにある、広く静かな平原で夜空を見上げていると…-。 突然に、色鮮やかな光が夜空を彩った。 (綺麗……) サイ「……気に入ってくれた?」 隣に立っていたサイさんが、青色の綺麗な瞳を私に向けた。 ○○...