通常ストーリー

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月SS 君の答え

○○ちゃんとこの国で過ごす、最後の日…―。 俺は彼女と共に、馴染みのダーツバーを訪れていた。 ○○「あの……マルタンさん。私にもダーツを教えてくれませんか?」 マルタン「……○○ちゃんに?」 彼女の申し出に、俺はダーツを構えたまま少しばかり...
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月最終話 君へのスローイング

マルタンさんはマスターと言葉を交わした後、テーブルに着くと、ダーツボードの前でダーツを構えた。 すっと目が細くなり、真っ直ぐに飛んだダーツがボードに刺さる。 マルタン「……ダブルか」 ー---- マルタン「君は、ダーツはやらないのかい?」 ...
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月5話 もう一度、ダーツを

その後も数日間、私はマルタンさんに連れられてヴァン・ブリュレを巡っていた。 彼は王子なのに、なんだか城には居づらいみたいで、毎日私を街で出迎えてくれていた…―。 マルタン「王子だなんて年はとっくに超えているからね。城にいると、いろいろと煩い...
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太陽SS 香水の意味

○○ちゃんとこの国で過ごす、最後の日…-。 (もうすぐ閉店時間か。急がないと……) (何より、女の子を待たせるわけにはいかないからね) 俺はカフェテラスに残してきた彼女を思いながら、馴染みのブランド店へと足早に向かう。 … …… マルタン「...
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太陽最終話 同じフレグランスで…

マルタンさんが私を宿に送り届ける頃には、空はすっかり夜に染まっていた…―。 マルタン「今日も素敵な一日をありがとう」 ○○「こちらこそ」 (まだ、話してたいな……) 気持ちを押さえつけるように胸元で手を握った、その時…―。 マルタン「そうだ...
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太陽5話 もう少しだけ、デートを

その後…―。 私はマルタンさんの好意で、数日ヴァン・ブリュレへ滞在することになった。 彼は国一番のブランデーの蒸留所に連れて行ってくれたりして、楽しいひと時は、あっという間に過ぎていった…―。 そして最後の日…―。 二人でショッピングをした...
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第4話 ダーツに魅せられて

彼と様々な場所を巡っている間に、太陽はすっかり西へ沈んでしまった。 するとマルタンさんは…… マルタン「この辺りに俺の行き付けの店があるんだ。君さえよければ、俺にもう少しだけ○○ちゃんの時間を分けてくれないかな?」 ○○「……はい」 照れな...
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第3話 プレシャス・タイム

マルタン「よし、今日は○○ちゃんのために、オジサンが素敵なものをいっぱい教えてあげよう」 それから…… マルタンさんは私を、ヴァン・ブリュレの様々な場所へ案内してくれた。 見るからに高そうな高級菓子店に、センスのいいオシャレな雑貨屋…… マ...
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第2話 ブランデー・ケーキ

マルタン「君のようなお嬢さんに助けられて、ただで帰すわけにはいかないね」 こうしてマルタンさんが私を連れてきたのは…―。 ○○「ここは……?」 そこは装飾豊かな建物が折り重なる、おしゃれな雰囲気の街並みで……。 辺りを見回すと、甘く芳醇な香...
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第1話 ブランデーの王子様

ブランデーの国・ヴァンブリュレ 影の月…―。 指輪からもたらされた光の中で、新たに一人の王子が目を覚ました。 ??「う……まぶしいな、ずいぶん長く眠っていたみたいだが……」 頭を左右に振り動かすと、その人は私に視線を合わせた。 ??「ありゃ...