通常ストーリー

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太陽6話 にじんだ星空

その夜…-。 (どうしたら、いいのかな……) 窓の外を見つめながら、私は一人思いを巡らせる。 (大切な人を忘れて欲しいなんて言えない) (“誰か”がいなければ意味のない人生だって、あるのかもしれない……) (でも……私は、レイヴンさんに生き...
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第5話 クローディアスのお願い

翌日の夕方…-。 ――――― 執事『レイヴン様でしたら、熱も下がりお庭で風に当たっていらっしゃいますよ』 ――――― 執事さんからそう伺って、私は庭へとやってきていた。 (レイヴンさんの様子が気になる……) ――――― レイヴン『オフィーリ...
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第4話 オフィーリア

深夜…-。 ふたたび降り出した雨が、しとしとと窓を叩いている。 (レイヴンさん、大丈夫かな) ――――― レイヴン『オフィーリア……ああ、会いたかった……』 ―――― レイヴンさんの様子が気になってベッドから抜け出した私は、彼の部屋の前まで...
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第3話 彼の瞳

少しだけ肌寒いこの日、真上から降り注ぐ太陽が私の頬を温かく撫でる。 オープンカフェに入った私達は、向かいあって座り、黙り込んでいた。 (コーヒーだけと仰ってたのに……また、気を遣わせてしまったかな) レイヴンさんは食べ物をたくさん注文してく...
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第2話 一杯だけのコーヒー

パーティーの翌朝…-。 (昨日、結局レイヴンさんとはあれっきりお話できなかったな) ――――― レイヴン『オフィーリア……君の好きな花が咲いたよ』 ――――― (オフィーリアさん……どなたなんだろう?) 白く美しい花と、レイヴンさんの寂しげ...
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第1話 星空のパーティー

夕凪の国レベルタ、星の月…-。 野に咲く花々に星々のきらめきが降り注いでいる…-。 国王陛下に招かれ、私は夕凪の国・レベルタを訪れていた。 (星空のパーティーなんて、すごく素敵) 満天の星空の下、美しくしつらえられたテーブルでたくさんの人が...
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【夢100】レイヴン ストーリー

覚醒前 第1話 星空のパーティー 第2話 一杯だけのコーヒー 第3話 彼の瞳 第4話 オフィーリア 第5話 クローディアスのお願い 太陽覚醒 太陽6話 にじんだ星空 太陽7話 白い花 太陽最終話 震える肩 太陽SS 許されない 月覚醒 月6...
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月SS なんでもないお茶会

時刻はもうすぐ3時を迎える…―。 オレは、○○ちゃんとのお茶会のために、ある物を取りにこの部屋に来ていた。 マーチア「まじでピッカピカ」 棚からお目当ての物を取り出し、それを眺める。 何年も昔、アリスがこの国に訪れた時に、じじいとのお茶会で...
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月最終話 君の魅力

午後の中庭に、穏やかな陽射しが差し込んでくる。 アリスのカップを手にした私の前で、マーチアはにっこりと微笑んで…… マーチア「きっとこのカップも飾られたままより、君みたいな子に使って欲しかったんだな」 〇〇「え…―?」 彼の言葉の意味をとら...
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月7話 楽しいお茶会

部屋に戻ってきたマーチアはすぐにティーカップの様子に気が付いた。 マーチア「あれ? あれあれあれ? なんかこのカップ新品みたいにピカピカになってない?」 ティーカップを手に取って確かめた後、金色の瞳を不思議そうに私に向ける。 マーチア「これ...