通常ストーリー

通常ストーリー

第2話 夏の夜

煌々と燃え上がる篝火は、人の数倍ほどの高さにまで炎を揺らめかす。 幻想的な炎に目を奪われていると、気付けばこれまでの騒がしさが嘘のように静かな時が流れていた。 (……え?) 辺りを見渡せば、目に入るのは、二人になった男女達…… 人前にも関わ...
通常ストーリー

第1話 太陽のような笑顔

四季の国蓬莱・虹の月…―。 街はどこもかしこも祭に踊り狂う人々であふれ、和太鼓と笛の音が騒がしいほどだった。 街全体が活気付いている様子に、辺りをぐるりと見渡すと…… 陽影「おーい、よく来たなぁっ!」 鳴り物を打ち鳴らし踊りを楽しむ人々の輪...
通常ストーリー

【夢100】陽影 ストーリー

覚醒前 第1話 太陽のような笑顔 第2話 夏の夜 第3話 凪の海のような 第4話 一緒に行こうな 第5話 テルテルボウズ 太陽覚醒 太陽6話 はぐれないように 太陽7話 夜空の大輪 太陽最終話 甘い真夏の夜の夢 太陽SS 酔いつぶれた後悔 ...
通常ストーリー

月SS あの頃と同じ

父王からクローディアスの王位継承権が7歳になっただけでは認められないと聞いて…… 全身が、心が……絶望に支配された。 (……私に生きる資格はない) それは、オフィーリアを失った時に決められたこと…―。 あの優しい、白い花のように可憐な女性を...
通常ストーリー

月最終話 何でも……

レイヴン「私は、生きなければならないのですか……?」 気だるげな夕陽が、彼の頬に影を作っている。 (こんな悲しい顔……はじめて見た) 何も映していないように見える彼の瞳に、次々に涙が溢れる。 (レイヴンさん……) (私、間違ったことをしてし...
通常ストーリー

月7話 泣く資格

翌日…―。 (これで、よかったんだよね) 私は茜色に染まる空を見上げる。 近づいてくる足音が聞こえ、そっと目を閉じた。 レイヴン「あなたの仕業ですね?」 大きく息を吸い、呼吸を整える。 朝一番でトロイメアの姫として国王陛下に謁見を申し込み、...
通常ストーリー

月6話 生きて……

その夜…―。 (どうしたら、いいのかな……) 窓の外を見つめながら、私は一人思いを巡らせる。 (大切な人を忘れて欲しいなんて言えない) (“誰か”がいなければ意味のない人生だって、あるのかもしれない……) (でも……私は、レイヴンさんに生き...
通常ストーリー

太陽SS 許されない

クローディアスと〇〇様とピクニックに行った後…-。 日暮れの迫る部屋の中、私は一人、考え込んでいた。 (オフィーリアを失ってから、私はこの命の果てる時を望み続けていた……) (だというのに……) (〇〇様の笑顔がまぶたの裏から離れない……)...
通常ストーリー

太陽最終話 震える肩

その夜…-。 私は、部屋で一人考え込んでいた。 (クローディアス君の泣き声が、耳から離れない……) ソファーに座り、膝に顔をうずめた時…… レイヴン「〇〇様」 扉がノックされ、レイヴンさんが入ってきた。 レイヴン「先ほどは、大変失礼致しまし...
通常ストーリー

太陽7話 白い花

翌日…-。 レイヴンさんにお願いして、私達はクローディアス君を連れてピクニックに出かけていた。 クローディアス「とってもいい天気だね」 〇〇「本当。すごく気持ちがいいね」 レイヴン「クロード、いい天気ですね? だろう」 レイヴンさんが言葉を...