通常ストーリー

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第2話 縋る瞳

春風のようなリオンくんとの出会いから、一週間後…-。 私は彼との約束通り、もう一度ヴィラスティンの地を訪れていた。 街の人に道を聞き、タンポポの一族の城にようやくたどり着いた。 (えっと、リオンくんはどこに?) あの元気な姿をもう一度見たく...
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第1話 タンポポの王子様

花の精の国・ヴィラスティン 陽の月…-。 どこまでも続く黄色い花畑を、そよ風が撫でる。 その柔らかな風に包まれて、かわいらしいタンポポの王子様が目を覚ました。 リオン「ふわぁ・・・…おはよー……ん? 僕、なんでこんなところで……」 ○○「…...
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【夢100】リオン ストーリー

覚醒前 第1話 タンポポの王子様 第2話 縋る瞳 第3話 天使の微笑み 第4話 責任と願望 第5話 遮られる言葉 太陽覚醒 太陽6話 リオンの反論 太陽7話 タンポポの逞しさ 太陽最終話 大人びた笑顔 太陽SS 立派な王子に 月覚醒 月6話...
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月最終話 震える瞳

その夜…-。 窓の外では、冷たい月の光が夜を照らしている。 昼間の出来事が頭を巡り、私は寝つくことができずにいた。 ――――― ユリウス『もう前みたいに……お前の近くにはいられない』 ――――― (私……) 息もできないほどの苦しさがこみ上...
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月9話 冷たい風

ユリウスさんの後ろ姿が遠ざかっていく…-。 〇〇「ユリウスさん……っ! 待ってください」 私が声をかけると、ユリウスさんは立ち止まってこちらを振り向いた。 ユリウス「……何だよ」 (思わず追いかけてきちゃった……どうしよう) ユリウス「何も...
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月8話 傷ついたユリウス

銃声の余韻が、花畑に不穏な空気を漂わせている…-。 (え……) ぎゅっとつむった目を開けると、ユリウスさんと戦っていたスパイの男が崩れ落ちていた。 ??「ユリウス様!」 ユリウス「お前は……」 先程私に向けて銃を構えていた男が、こちらへ駆け...
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月7話 乾いた銃声

踏みにじられた花々の香りが、息苦しいほどに漂っている…-。 あと数歩というところまで、私達の背後から数人の男達が迫ってきていた。 ユリウス「お前らもか……」 〇〇「!!」 襲い掛かってくる男達を、ユリウスさんは素早く体勢を変えて男達をなぎ払...
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太陽最終話 溶けあう香り

その日の昼下がり…-。 (朝のことを思い出すと……) ユリウスさんに庭に呼び出され、私はどきどきと音を立てる胸を押さえていた。 (ユリウスさんの顔が恥ずかしくて見れない……) ユリウス「……手を出せ」 突然に言われ、私は瞳をまばたかせる。 ...
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太陽9話 熱い唇

淡い光に誘われて、まぶたをそっと押し開ける…-。 (あれ、私……) 窓から差し込む陽の光は、明け方の透明色だった。 (私、あのまま眠り込んで……!) ベッドでは、ユリウスさんがまだ静かに眠っていた。 (なんだか……可愛い……) 彼の前髪を撫...
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太陽8話 やすらかな寝息

それから数日後…-。 内通者達が取り押さえられ、城には再び平和が訪れた。 あの日から私は、ユリウスさんと会っていない。 (怪我、大丈夫なのかな) ユリウスさんの怪我を思い出すと、不安で胸がいっぱいになる。 その時…-。 執事「〇〇様! ユリ...