通常ストーリー

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月最終話 素直な気持ち

花畑の中で膝を抱えているリオンくんは、あまりに切ない表情をしていて…… 私はしばらく何も口にすることができなかった。 リオン「……」 顔を伏せたままのリオンくんの横に腰を下ろし、そっと寄りそう。 けれどしばらくすると、リオンくんはうつむいた...
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月7話 住人の嘆願

衛兵「それが……城の外に城下町の者達が集まり、リオン様に嘆願をと…―」 衛兵に連れられて、広間に街の住人達が現れた。 老婆、若い娘に働き盛りの若者と、その年や性別は様々で…… リオン「一体、皆どうしたの?」 老婆「それが……最近めっきり花の...
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月6話 リオンと兄弟

従者の方から話を聞き、急いで城に戻ると…―。 広間には、リオンくんの兄弟が勢ぞろいしていた。 リオンの兄1「城の侍女達から聞いたぞ、リオン! 王子としての執務を投げ出し、勝手に城を抜け出すとは何事だ!」 リオンくんの顔を見るなり、お兄さん達...
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太陽SS 立派な王子に

――――― リオン『ねえ、○○、しばらくは忙しくて会えなくなっちゃうけど。 次に会う時はちゃんと立派な王子様になってるから、そしたらもう一度、会いに来て?』 ――――― ○○にそんな約束をしてから、季節が一つ巡ろうとする頃…―。 やっと今日...
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太陽最終話 大人びた笑顔

――――― リオン『ねえ、○○、しばらくは忙しくて会えなくなっちゃうけど。 次に会う時はちゃんと立派な王子様になってるから、そしたらもう一度、会いに来て?』 ――――― それから…―。 私がヴィラスティンを去り、季節が一つ巡ろうとしていた頃...
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太陽7話 タンポポの逞しさ

衛兵の口にした嘆願書という言葉に、場の空気が変わった。 リオン「待って! 嘆願書ってどういうこと? 何か街で問題が起きてるの?」 リオンくんの大きな瞳が不安そうに、大きく揺れる。 (リオンくん……) その様子に、私の胸もざわめき始めた。 衛...
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太陽6話 リオンの反論

従者さんの険しい表情を見て、リオンくんと私は慌てて城へと戻った…―。 … …… 城の大広間に入ると、リオンくんの帰りを待っていた兄弟達が、彼を責め立てた。 リオンの兄1「リオン! 王子が城を勝手に抜け出すとはどういうことだ!」 リオンの兄2...
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第5話 遮られる言葉

心地よい風が、花畑を吹き抜けて行く。 リオン「王子様はね、その花を司る精の代表だから、お城にちゃんといないといけないんだって。 でも僕、退屈で退屈で、もう自由に旅することもできないのかなって思ったら、辛くて・・・-」 自由を望む彼の心が、私...
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第4話 責任と願望

リオン「確かに・・・・・・何も言わないで君を連れてきちゃったのはゴメン・・・・・・。 けど、君とは城の中じゃなくて、外でいっぱいお話したかったんだ!」 城を出て、街にやってくると、リオンくんは再び笑顔を見せてくれた。 (外でお話がしたかった...
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第3話 天使の微笑み

リオン「……あのね、外に出ない? 僕が合図をしたら城の窓から飛び出すから…-」 どこか元気のないリオンくんに、急にそんなことを言われて…-。 ○○「え、今なんて……」 リオン「3、2、1、ハイっ!」 ○○「……っ!」 彼に腕を掴まれたかと思...