通常ストーリー

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月最終話 離さない手

薄青い月明かりに照らされた森の中…-。カノトさんは、しっかりと私の手を引いて歩いていく。そして、不意に振り向くと、私の髪に繊細な指先を伸ばして……カノト「木の葉がついてる」髪を撫でるようにして、はらりと木の葉が散らされた。その後も指先を私の...
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月7話 森での二人

夜が深まり、ますます空気が冷たくなっていく…-。森で足を滑らせ、動けなくなったところを、カノトさんが見つけてくれた…-。カノト「……〇〇」でも、私を抱きしめてくれたカノトさんは、むっとした表情で……(カノトさん、怒ってる……? どうして……...
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月6話 崖下で……

いきなり姿を消してしまったカノトさんを探しに来た森で、私は足を滑らせてしまった…-。〇〇「痛っ……」痛む腰を撫でながら上を見上げると、さっきまで自分がいた場所が見える。(崖下に落ちたんだ……)どうにかして上に戻れないかと、足をかけてみるけれ...
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太陽SS 夕陽が沈むまで

〇〇を、森で危ない目にあわせちゃってから何日か経って……僕は、もう一度森に行こうと〇〇を誘った…―。(やっぱり、素敵な場所だ)森に着いたら、葉っぱ達が夕陽の茜色を受けてきらきらと輝いていた。(綺麗な森だから……〇〇にも、好きになってほしい)...
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太陽最終話 頼もしく

森で崖下に落ちたところを、カノトさんに助けられてから数日…-。今日はカノトさんに誘われて、また九曜の街並みを歩いていた。美しい瓦屋根と白壁が連なる道に見とれながら、ちょうど大通りに戻ってきたところ……カノト「〇〇の瞳、輝いてる」〇〇「え? ...
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太陽7話 森へ行った理由

カノト「〇〇ー、どこー! 返事してー」〇〇「カノトさん……?」森で崖下に落ちて震えていると、カノトさんの声が聞こえてきた。〇〇「ここですっ! カノトさん!」カノト「〇〇っ」すぐに崖上からカノトさんが顔を覗かせてくれる。私を心配そうに見つめる...
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太陽6話 崖下で一人

突然消えてしまったカノトさんを探しに夜の森に入った私は、足を滑らせてしまった…-。〇〇「痛い……」打ちつけた腰の辺りをさすりながら、自分が崖下まで滑り落ちたことを理解する。(上に登らないと……)足をかけて上がろうとしても、ぬるりと滑ってしま...
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第5話 どこに……?

カノトさんと、森へ向かう途中…-。カノト「〇〇……これ、何? 丸くてぽかぽか」〇〇「これは……ベビーカステラ? かな?」カノト「べびーかすてら? ……あ、あれは?」〇〇「あれは…-」街が珍しいのか、カノトさんは興味がひかれるところを見つける...
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第4話 祭りの順番

カノトさんと森へと向かう中、街の喧騒が大きくなり始めていた。見れば、あちこちで人が忙しそうに走り回っている。(どうしたんだろう?)〇〇「何かあるんでしょうか?」カノト「うん。あるよ!」私の問いかけに、カノトさんは嬉しそうに答えてくれる。カノ...
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第3話 雛鳥のように

まるで雛鳥のように私に懐いてくるカノトさんと話をしていると……従者「お話中に失礼いたします。よろしければぜひ、九曜の街を見ていかれては」カノト「そう! 僕、案内する」(えっ、お城から出たことないって……)〇〇「カノトさん、外に出て大丈夫なん...