王子様達のおもてなし

王子様達のおもてなし

月SS 手と手を絡めて

○○の指先に、丁寧にネイルを塗り終わった後…―。彼女の綺麗な指先を彩る水色をじっと見つめる。アルマリ「本当に、綺麗な指……」ため息を吐くようにつぶやいてから、もう一回……引き寄せられるように、○○の指にキスをした。(なんだか恥ずかしいけど嬉...
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月最終話 僕の手で

アルマリ「でもこれはただのホテルのプラン。僕からのおもてなしはその後だよ。 楽しみに待っていてね?」その言葉が忘れられないまま、私はアルマリが用意してくれたエステサロンで時間を過ごしていた…―。美容スタッフさんに全身を磨かれ、すっかりリラッ...
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月7話 もっと綺麗に

穏やかな陽光の射す花畑で、アルマリから伝えられた言葉…―。アルマリ「……僕、○○のことをもっと楽しませたい。 だから、君におもてなしをしたいんだ。 僕のおもてなし、受けてくれるかな?」○○「アルマリがしてくれるならなんでも嬉しいけど……」ア...
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月6話 言葉で伝えて

花畑を揺らす風がアルマリの柔らかな髪を撫でていく。私はその様子に瞳を奪われて、目が離せないでいた…―。アルマリ「……」○○「……」ゆっくりとした時間が流れて、ようやく彼の唇が言葉を紡いだ。アルマリ「あのね、僕…―」○○「アルマリ……?」一心...
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太陽SS 綺麗な君の音

ガラスの靴を履いた○○が、目の前で幸せそうに微笑んでいる。感激してくれているのか、宝石のように瞳を輝かせる彼女を見て、僕はとても嬉しくなった。○○「ありがとう、アルマリ……」アルマリ「どういたしまして。このまま少し星空の下を歩いてみる?」す...
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太陽最終話 夜空を映して

―――――アルマリ『あのね、明日の夜、一緒に食事に行かない? 僕に……君をもてなさせてほしいんだ』―――――その翌日…―。夜が訪れると、私を迎えにアルマリが部屋へやって来た。アルマリ『○○、行こう?』○○「うん」(なんだかドキドキする……)...
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太陽7話 勇気を持って

広いホテルの一角に、人々の楽しそうな談笑が溢れている…―。そんな中、私はそっと窓の外を見た。(そういえば、このところずっとアルマリと一緒だった)そう思うと、途端に胸にぽっかりと穴が空いたような気持ちになってしまう。(……私も散歩にでも出かけ...
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太陽6話 行き先は?

陽光の中で、アルマリの真剣な瞳が美しく輝いている…―。アルマリ「あのね、僕…―」○○「……」小さくつぶやかれた言葉に意識を集中させる。だけど…―。アルマリ「……やっぱりなんでもない」言葉の先をなかったことにして微笑むと、彼は再び花畑に寝転ん...
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第5話 花畑もいいけど

レストランでの一件があった翌日…―。昼下がりになり、暖かな陽の射す花畑へと出かけた。○○「今日は本当にいい天気……。 やっぱり昼間はこの花畑で過ごすのが一番だね」アルマリ「うん……」○○「……?」アルマリは花畑に横になって、ずっとまぶしそう...
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第4話 おもてなしのプラン

レストランのメニューブックに記されていたのは、たくさんの『おもてなし』のプランだった。ウェイター「あの方達は、今日が何かの記念日というわけではありませんが……。 当レストランでは、さまざまなおもてなしプランをご用意しております。 いつもと違...