水鏡に映る花嫁

水鏡に映る花嫁

第2話 ユーノの苦悩

ユーノ「あれは……運命の相手を教えてくれる水鏡です。 運命の相手が近くにいれば水面が光を放ち。 水鏡の前に二人で立った時、隣にいる相手が運命の相手であれば、その姿が映し出されます」 神殿に差し込む穏やかな光に、鏡の水面が美しく反射している。...
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第1話 儀式の前日

泡沫の国・アフロス 蒼の月…―。 各国から王族が招かれる婚宴の儀に、私もトロイメアの姫として招待されていた。 神殿の中に足を踏み入れると、ステンドグラスを通して光が降り注ぎ、幻想的な光景が広がっていた。 儀式を翌日に控えた祭壇では、使用人の...
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【水鏡に映る花嫁】ユーノ ストーリー

覚醒前 第1話 儀式の前日 第2話 ユーノの苦悩 第3話 突然訪れた危機 第4話 ユーノの拒絶 太陽覚醒 太陽5話 誰もいない祭壇 太陽最終話 水鏡の誓い 太陽SS ただひとつの誓い 月覚醒 月5話 修復された水鏡 月最終話 水鏡が映すもの...
覚醒後スチル画像

【水鏡に映る花嫁】ユーノ 覚醒後の姿

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月SS 星の祝福

星々の光が連なり、遠い空へ限りなく続いていく…-。 シュテル「……」 今夜は疲れているはずなのに、なぜか寝つけず、客室のバルコニーから、夜空の星を眺めていた。 (〇〇は、明日の儀式で水鏡の前に立つ……) (その場で、彼女の運命の相手と出会う...
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月最終話 星屑のベール

過ぎゆく時を奏でる調べのように、星達が儚げに瞬いて見える夜…―。 なんとなく、心がざわめいて眠れなくなった私は、宿舎として案内された宮殿の客室から澄んだ星空を眺めていた。 〇〇「あ、流れ星……」 煌めく流星を見つければ、彼の優しい笑みが頭を...
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月7話 一番星が見える頃

幸せそうな二人の背中を見送った後…-。 シュテル「そろそろ日が暮れる……行こう」 夕焼けに染まる空を見上げ、シュテルさんがまぶしげに目を細めた。 〇〇「そうですね。神官様にも水鏡が直ったことをお伝えしないと……」 そこまで話して、はっとある...
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月6話 本当の願い

オレンジ色の夕陽を背に受けて、恋人の二人が幸せそうに肩を寄せ合う。 女性「これで望まない結婚をせずに済みます」 男性「本当にありがとうございました……!」 〇〇「どうかお幸せに」 幸せそうな二人を見送り、安堵の息を吐く。 (これで、二人の願...
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太陽SS 交わる運命

空に浮かんだ一つの星が、夜の訪れを告げる頃…-。 シュテル「……なぜ、人は星に願いをかけると思う」 夕暮れ迫る神殿で、〇〇に問いかけた。 彼女はまばたきもせず、じっと僕の答えを待つ。 シュテル「もし、鏡に想う人が映らなかったとしても、恐れは...
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太陽最終話 誓いの言葉

水を打ったような静けさの中、私達の足音が神殿に響き渡る…… 私はシュテルさんに導かれるまま、再びこの場へ足を踏み入れた。 シュテル「運命で結ばれた二人が近づくと、先に鏡が光り出すそうだ」 〇〇「そうなんですか……?」 シュテル「僕が君を祭壇...