新春初あそび

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第3話 待ち時間の間

ケーブルカー乗り場に到着すると、乗り場は人が一人もおらず、閑散としていた。 エドモント「もしかして、出発したばかりかな?」 時刻表を確認すると、一つ前のケーブルカーは数分前に行ってしまったばかりだった。 エドモント「次のケーブルカーまでは・...
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第2話 手袋の温もり

光来山の頂上へ行くにはケーブルカーに乗る必要があり、 私達はその乗り場に向かって歩き始めた。 エドモント「時間がかかりそうだね」 頬に冷たい風が吹きつけ、ぶかぶかの手袋をはめた自分の手を見つめた。 (あったかい・・・・・・) ケーブルカー乗...
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第1話 待ち合わせの時間

こよみの国・九曜 奏の月・・・-。 年のはじめ・・・・・・こよみの国には各国の人々が訪れ、華やかに賑わっていた。 この国の中心には光来山がそびえ立ち、そこからご来光を見ると、一年を健康に過ごせると言われている。 数日前・・・-。 エドモント...
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【新春初あそび】エドモント ストーリー

覚醒前 第1話 待ち合わせの時間 第2話 手袋の温もり 第3話 待ち時間の間 第4話 ケーブルカーに乗って 第5話 混みあった車内で 太陽覚醒 太陽6話 もう少しで…… 太陽7話 二人だけの秘密の場所 太陽最終話 照らすご来光 太陽SS 君...
覚醒後スチル画像

【新春初あそび】エドモント 覚醒後の姿

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月最終話 『穏やかな新年』?

太陽が傾きかけ、頬を撫でる風は一層冷たくなっていく…―。 (顔が熱い……) そんな中、私は火照る頬を押さえ、どうにか鼓動を落ち着けようとしていた。 フロスト「どうした? まだ大凶が不安なのか?」 (そうじゃなくて……) 答えられずにいると、...
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月7話 フロストルール

(どうか、フロストさんに何も起こりませんように……) 空にお祈りをしたけれど……大凶の文字が頭をよぎり、ため息を吐いてしまう。 フロスト「大凶を引いたのは俺なのに、何でお前がそんな顔をする?」 フロストさんが私の手からおみくじを取り上げ、無...
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月6話 不穏な予感

フロストさんの嫉妬が嬉しく、背中に寄り添ってからしばらくの時が経ち…… フロスト「おい、あれを見ろ」 照れ隠しなのか、フロストさんが近くの建物を指し示す。 フロスト「おみくじ、と書いてある。確か、一年の吉兆を占うものではなかったか」 ○○「...
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太陽SS フロストの初めて

吹き抜ける風は冷たく、木々の梢をサラサラと揺らしていく。 ○○と肩を並べて劇を鑑賞しながら、俺は彼女の横顔を見つめた。 (……寒くはないだろうか) 劇に見入っている彼女は、俺の視線に気づかない。 何度も首を傾げながらも、一心に劇に見入る彼女...
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太陽最終話 幸せな一年のはじまり

木枯らしが枯葉を巻き上げ、私達の間を通り抜けていく…―。 フロスト「アンコなしのダンゴとやらも、悪くはない」 あんこなしのお団子を食べ終えたフロストさんが、微笑みを浮かべる。 フロスト「これはこれでなかなか美味かった」 (よかった) ホッと...