三兄弟と三奇人

そして、ついに迎えたライブ当日… 今日はゲストとしてフロストさんの出演が決まっている。 フロスト「…緊張をしているようだ。　珍しいことだな」 楽屋で出番を待っていると、フロストさんがどこか落ち着きなく手を動かしながらそう言った。 ○○「大丈...

ステージに向けての練習を始めた翌日… 早速、フロストさんのための新曲を手に先生がレッスン場に入ってきた。 先生「曲はほぼ仕上がりました。あとは…」 フロスト「何か問題でも？」 先生「いえ。歌詞なのですが、ご自身で書かれてはいかがでしょうか？...

アイドルとして、ステージに立つ決意をしたフロストさんは、これまで以上に練習に打ち込み始めた。 ○○「フロストさん、無理しすぎないでくださいね」 フロスト「ああ、だが多少無理をするくらいでちょうどいい。　当日まで日がないのだからな」 これまで...

翌日…－。 約束通り迎えに来てくれたフロストさんと一緒に、連日のアイドルレッスンへ向かった。 フロスト「～♪」 今日も、フロストさんの美声がレッスン場に響き渡る。 先生「飲み込みが早く、素晴らしいですよ！　少し早いですが、応用として…－」 ...

フロストさんが、アイドルになるためのレッスンを始めた初日…－。 一日のレッスンをすべて終え、私達は帰路についていた。 フロスト「それにしても、心地よい疲労感だな」 満ち足りた表情のフロストさんの顔を、夕陽が美しく照らし出す。 ○○「お疲れ様...

フロスト「せっかくだ。俺も、アイドルとやらに挑戦してみよう」 その強い瞳に魅入られたまま、驚きを隠せずに固まってしまう…－。 （フロストさんが…アイドルに！？） 決意を秘めた深紅の瞳を輝かせて、フロストさんは私を見つめ返した。 フロスト「あ...

フロスト「…そうか。　では、ついてこい」 威風堂々とした立派な背中を追いかけ、私も慌てて歩き出す。 ○○「あの、どちらへ行かれるんですか？」 と問いかけると、フロストさんはちらりと私を振り返った。 フロスト「この国で行われているアイドルのラ...

それは、平凡なある日の出来事だった…―。 フロスト「見分を広めるため、『アイドルの国』とやらに赴く。よければお前もくるといい」 （アイドルの…国？） フロストさんからの突然の連絡をもらった私は、『アイドルの国』へと同行することになった…―。...

覚醒前 第1話　思いもよらない制服姿 第2話　見たことのない景色 第3話　恵まれた美声 第4話　別格の存在 第5話　惹きつけられる魅力 太陽覚醒 太陽6話　本番まで残り…… 太陽7話　新曲の歌詞 太陽最終話　ステージの熱気 太陽SS　その感...

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