チョコレート・デート

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月SS 私らしい贈り物

動物柄のリボンにくるまれた贈り物を手にした〇〇ちゃんが微笑めば、私の心はふわりと甘く温かな充足感に満たされていくようだった。 (〇〇ちゃんと、動物達……) その可愛らしさに、頬を綻ばせていると…-。 〇〇「……っ」 ふと、〇〇ちゃんがぶるり...
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月最終話 アナタのためのチョコ

二人でショコルーテの街に出ると、私達は街の中心にある広場に向かった。 空気は冷たいけれど、今日は太陽も出ており風もそう吹いていない。 (万里くん、私のために何を選んでくれたんだろう?) 期待に満ちた気持ちで、広場のベンチに隣り合って腰かける...
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月7話 同じ感性

そして翌日、『愛の日』当日…―。 私は身支度を済ませると窓の外からショコルーテの街並みを見た。 ー---- 万里『じゃあ、明日を楽しみにしていてくださいね、しっかり勉強してきますから』 ー---- (万里くん、勉強するって言ってたけど何のこ...
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月6話 彼の考え

万里くんは手にしていたカタログをまとめると深く頷いた。 万里「よし……決めました!」 ○○「決めたって、何をですか……?」 万里「それは…―。 えっと、○○ちゃん。あと一日だけ私に時間をくれますか?」 ○○「はい……もちろんそれは構いません...
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太陽SS 一緒の時間を

意を決して、〇〇ちゃんを連れてきたのは、昨日、二人で一緒に訪れた多種多様なチョコレートを置いているケーキショップだ。 〇〇「どうしてここに……?」 不思議そうに小首を傾げる彼女に、優しく笑いかける。 万里「ただ、贈り物を探してアナタに渡すだ...
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太陽最終話 二人で一緒に

万里くんと手を繋いでやって来たのは、昨日一緒に訪れたケーキショップだった。 〇〇「どうしてここに……?」 (昨日は贈り物って言ってたけど、ケーキのことだったのかな?) 不思議な気分で店の外観を見ていると、万里くんが優しい声で私に囁いた。 万...
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太陽7話 伝えたいこと

万里『違うんです!』 (万里くん……) 万里『実は前から、ずっと愛の日に君と会いたいと思っていました』 ――――― (それって……もしかして) その答えを求めるように、口から自然と言葉がこぼれた。 〇〇「……万里くん、ずっとそわそわしていた...
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太陽6話 明日も会いたい

万里くんはもらってきたカタログの類をまとめると顔を上げた。 万里「よし……決めました! ……アナタに渡したいものを。やっぱりあれしかない」 〇〇「え……私に?」 万里「はい! なので、あと一日だけ私に時間をくれますか?」 〇〇「万里くん……...
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第5話 ケーキショップ

愛の日が近づくショコルーテの街…―。 万里くんと次に訪れたのは、路地裏にある小さなケーキショップだった。 ○○「このお店も素敵ですね……!」 店の外に面したショーウインドウから中を覗くと、さまざまな種類のチョコレートケーキがケースの中や上に...
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第4話 お店巡り

私と万里くんは比較的人の少ない道を選びつつ、様々な店を巡っていた。 万里「そういえば、ぜひ行ってみたい店があって、調べてきたんでした」 万里くんが取り出したメモを覗き込む。 ○○「この近くみたいですね」 万里「はい、最近オープンした穴場のお...