数日後…―。
私は憂鬱な気分のまま、ベッドに横になり窓の外を眺めていた。
結局、シャオさんとはあれ以来、顔を合わせていないまま。
(どうしてあんなことしちゃったんだろう……)
最後に顔を合わせた時のことを思い出す度に苦しくなる。
(でもどうしてあの時、シャオさんは不機嫌そうだったのかな?私も寂しい気分になって、あんな態度をとってしまったけれど……)
考えてみても、思い当たる節はない。
しかも奉納の儀の時に感じた距離感も未だ心に残ったまま……
(だけど、このまま嫌われてしまうのは、嫌だ……)
意を決して、ベッドから上体を起こす。
(やっぱり……謝りに行こう)
こうして私は、シャオさんの姿を探しに部屋を出た…―。