翌日より……
さっそく私達はおばあ様のために誕生日パーティーの準備を始めた。
〇〇「招待状はこれでいいですか?」
リッツ「オッケー! 問題なし。手伝ってくれてありがと! あ、ねえねえ! 飾り付けのデザイン、考えてくれない?」
〇〇「私でいいんですか?」
リッツ「同じ女性だし! キミが考えた方が、きっとおばあ様も気に入ってくれそうな気がするんだ」
こうして二人で滞りなく準備を進めて……
…
……
数日後…-。
リッツ「おばあ様、誕生日おめでとうっ!!」
掛け声と共に、パーティーホールがまばゆい光に包まれた。
見れば、それはリッツさんが空中に雷で描いたメッセージだった。
(雷の精霊の力ってこんなことができるんだ……!)
それは、暗い空に走る恐ろしい稲妻ではなく、線上に小さく放電しながら描かれていく、光る
バースデイ・メッセージ……
(すごい……)
その光景に、私が見入っていると…-。
リッツ「あんまり大きい音だと、おばあ様びっくりすると思ってさ!」
リッツさんが、いたずらっぽい笑みを浮かべた。
こうして、おばあ様の誕生パーティーが始まったのだった…-。