禁止薬物所持の疑いで、カミロさんは捕縛され牢屋へと入れられてしまう。
私はすぐにカミロさんの部下に無理にお願いして、囚われている牢屋へと入らせてもらった。
○○「カミロさん、どうして……罠にかけられたと言わないまま黙って捕まるなんて」
カミロ「見本となるべき俺が規則を破ることはできない」
○○「でも…―!」
カミロ「隙があったのは自分の責任だ。俺は裁きを受ける覚悟をしてる」
そう告げ、意志の強そうな顎をぐっと引く。
(もう、決めているんだ……)
無力さを感じながら、私は牢屋を出た。
ここに来たときよりも、気持ちはずっと暗く沈んでいた…―。