ソルベージュさんが、私の瞳を覗き込む……
ソルベージュ「その言葉の先を、僕は知りたいな……?君は、僕と一緒にいてくれるってことなのかい?」
○○「……私は……」
そっと彼の視線を受け止めると……木陰の間から、ソルベージュさんの瞳へ光が差し込んだ。
ペパーミント色の瞳が、太陽を映して揺れている……
(そんなつもりで言ったんじゃないけど……)
心臓がとくん、とくんと……音を大きくする。
ソルベージュ「僕はね、君がいてくれたら……それだけでいい」
○○「でも、それじゃあ…―」
彼は言葉を遮るように、私の手をそっと握りしめた。
ソルベージュ「……城へは戻らないよ。僕は、君を愛する、ただ一人の男としてありたいんだ!」
(そんな……)
彼の眼差しに耐えきれず、私は思わず目を伏せた。
(……やっぱり、駄目だよ)
わかってはいるのに、胸の高鳴りは止まらない。
○○「あの、ソルベージュさ…―!」
顔を上げると、ソルベージュさんの顔が眼前に迫っていた…―。