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石板の記録の中に記された今度婚約するという女性の特徴が、〇〇に似ていると気づいたルグランジュは…-。
ルグランジュ「〇〇は!?」
ルグランジュは廊下で会った執事に勢いこんで聞いた。
執事「ルグランジュ様のお仕事が終わるまでと、街へお出かけになられましたが……」
ルグランジュの迫力に押されるように、執事は腰を引き気味に答える。
けれどその言葉が終わらないうちに、ルグランジュは、踵を返していた。
ルグランジュ「……っ!」
慌てすぎて転びそうになりながらも、ルグランジュは一目散に街を目指した…-。