トルマリの、陽に美しく輝くブロンドの髪を見つめていると…―。
不意に優しい視線が私を捉えた。
トルマリ「○○、庇ってくれてありがとう」
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○○「謝ってください! トルマリのこと、そんな風に言わないで……!」
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男の子とは思えないほど可愛い声に、思わず胸がきゅんとする。
○○「ううん、庇うなんて」
トルマリ「ぼくのこと、あんなふうに言ってくれたことが、嬉しいよ」
(トルマリ……)
トルマリ「早くお城へ行こう!僕に新しい友達が出来たって紹介しなきゃ!」
(友達……嬉しいな!)
トルマリは私の手を取り、無邪気な笑顔を向けてくる。
トルマリ「きっとみんなに歓迎されるよ! さ、行こう!」
嬉しそうに私の手を引くトルマリを見て、私も笑顔になった…―。