彼の瞳に、一筋の光が射す・・・-。
その時、扉が叩かれた。
従者1「アケディア様、少々よろしいでしょうか?」
アケディア「ああ、いいよ」
従者さん達は恭しく頭を下げ、部屋に入ってくる。
従者2「今回の法案についてですが・・・・・・」
アケディア「皆の意見が、割れちゃってるってことだよね?」
従者1
はい、なかなか意見がまとまらずにおりまして・・・・・・」
アケディア「・・・・・・わかった」
従者2「では、アケディア様も会議にご出席を・・・・・・」
アケディアくんは一瞬、ベッドから身を起こしそうになるけれど・・・-。
アケディア「いや、会議には出ないよ。 皆が決められないなら、ぼくがここで決める。 会議の資料、早く持って来てくれるかな」
アケディアくんは手際よく従者さん達に指示を出す。
従者さんたちは慌てて資料の用意を始める。
○○「あっ、私も手伝います!」
アケディアくんは、渡される資料を真剣な表情で読んでいく。
アケディア「まず、この法案はいらない。新法案はもう一度考え直す。いいね?」
従者1「は、はい・・・・・・」
アケディアくんは、ベッドの中から一人で次々と結論を下していく。
(こんなにてきぱきとしたアケディアくん、初めて見た・・・・・・)
私は、真剣に働く彼から目を離せずにいた・・・-。