アイドルとして、ステージに立つ決意をしたフロストさんは、これまで以上に練習に打ち込み始めた。
○○「フロストさん、無理しすぎないでくださいね」
フロスト「ああ、だが多少無理をするくらいでちょうどいい。 当日まで日がないのだからな」
これまでのレッスンだけでも疲れているはずなのに、フロストさんは少しもそれを見せない。
(それなら私は、私のできることをしないと…)
○○「わかりました。私も、精一杯フロストさんのサポートをしますね!」
フロスト「ふっ…期待するとしよう」
そう言って微笑んでくれるフロストさんの首筋に汗がにじんできている。
それをそっとタオルでぬぐうと、その手を握りしめた。
フロスト「…最後まで俺についてこい」
○○「はい…!ステージがとても楽しみです」
連日行われる深夜まで続く練習のすべてに、私は付き添うことを決めたのだった…-。