あれから、数日…-。
シュニー君はスタジオに缶詰状態でダンスの練習をしていた。
〇〇「シュニー君、少し休憩しませんか?」
差し入れを手にスタジオに行くと、汗をぬぐいながらシュニー君が振り返る。
シュニー「へぇ、気が利くね。それでこそ僕の下僕」
〇〇「喜んでもらえてよかったです。調子の方はどうですか?」
シュニー「うん。悪くないよ。練習すればダンスもできるようになるんだね」
スカウト「その通り。よく頑張ったね、シュニー君」
スカウトの方が満足げな顔をしながらシュニー君の前に進み出る。
スカウト「まさかこの短期間でここまでできるようになるとは思わなかった」
シュニー「僕なんだから、当然だよ」
スカウト「そうだね。だから最後に、君に大事なことを教えよう!」
シュニー「大事なこと……?」
その言葉に、私とシュニー君は顔を見合わせた…-。