月5話 大事なこと

あれから、数日…-。

シュニー君はスタジオに缶詰状態でダンスの練習をしていた。

〇〇「シュニー君、少し休憩しませんか?」

差し入れを手にスタジオに行くと、汗をぬぐいながらシュニー君が振り返る。

シュニー「へぇ、気が利くね。それでこそ僕の下僕」

〇〇「喜んでもらえてよかったです。調子の方はどうですか?」

シュニー「うん。悪くないよ。練習すればダンスもできるようになるんだね」

スカウト「その通り。よく頑張ったね、シュニー君」

スカウトの方が満足げな顔をしながらシュニー君の前に進み出る。

スカウト「まさかこの短期間でここまでできるようになるとは思わなかった」

シュニー「僕なんだから、当然だよ」

スカウト「そうだね。だから最後に、君に大事なことを教えよう!」

シュニー「大事なこと……?」

その言葉に、私とシュニー君は顔を見合わせた…-。

 

 

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