あれから、数日・・・ー。
シュニー君はスタジオに缶詰状態でダンスのレッスンを続けていた。
○○「シュニー君、お菓子を持って来ました。少し休憩しませんか?」
声をかけると、鏡の前で動きを確認していたシュニー君がこちらに振り返る。
シュニー「気が利くじゃないか、下僕。ちょうどお腹がすいていたんだ」
額から汗を流しながら、シュニー君はこちらへと歩いてくる。
その表情はきらきらしていて、充実感がにじみ出ていた。
○○「ダンス、すごくよくなりましたね」
それは、お世辞ではなく本心だった。けれど・・・・・・
シュニー「まだ駄目だ、完璧じゃない。やるなら完璧を目指さないと。僕はスノウフィリアの王子だからね。皆の前で情けない姿を見せるわけにはいかない。完璧になるまで、続けるよ」
○○「シュニー君・・・・・・」
彼の決意に満ちた表情と言葉に、胸が小さく高鳴った・・・ー。