ルーガ君と約束をしたあの日から、ミヤは森の奥で毎日のように魔術の練習をしている。
ミヤ「ルーガとの約束、守らないとね」
私は、その様子を見守ることしかできない。
(こんなに真剣な表情のミヤ、初めて・・・・・・)
魔術の祭典はいよいよ明日に迫っていた。
ミヤ「・・・・・・っ、失敗だ」
○○「ミヤ・・・・・・」
何度も挑戦するけれど、ミヤはまだ一度も成功をしていない。
ミヤ「・・・・・・駄目だな」
ミヤは肩を落として弱音をつぶやいた。
けれど・・・・・・
ミヤ「・・・・・・なんて、そんなことばっかり言ってられないか。 ルーガのためにも、落ち込んでいる暇なんてないよね!」
背筋をぴんと伸ばしたミヤが、再び真剣な表情で魔術書を広げ始めた。
彼の真剣な横顔に、胸がぎゅっと締めつけられる。
ミヤ「あのさ、○○ちゃん・・・・・・頑張ってって、言ってくれるかな? ○○ちゃんが応援してくれると、もっと頑張れる気がするんだ」
(今の私が、ミヤにできること・・・・・・)
○○「ミヤ、頑張って!」
ミヤ「うん!」
私は、ありったけの気持ちを込めてミヤを応援し続けた・・・-。