謎の人形兵に襲われて、暗い小部屋からなんとか脱出したけれど…―。
先に逃げ出してしまったレオニーの姿は一向に見つからなかった。
○○「レオニー!どこにいるの?」
城の中を探すうちに、いつの間にか空には夜の帳が落ちてしまった。
薄暗い城の回廊に人の気配はなく、たまに不気味な物音だけが、遠くから聞こえてくる。
(怖い……でもレオニーを早く見つけないと……)
しばらく彼を探して城の中を徘徊していると…―。
レオニー「……ううぅ……勇気……勇気がないから……!」
○○「レオニー!?」
城の廊下の行き止まりで、小さくなって震えているレオニーを見つけた。
レオニー「……○○……?」
彼は恐る恐る私の名前を呼ぶ。
それは、城の奥まった暗がりの中での出来事だった…―。