月6話 感謝祭といえば?

山車についている筒のことを聞いた瞬間、オズワルドさんの笑みが深くなる…―。

○○「あの…これは?」

筒に触れていた私の手に、オズワルドさんの手が重ねられた。

○○「っ……」

ふいに触れた感触に思わず手を離そうとすると、オズワルドさんの手がそのまま私の手をぐっと握った。

オズワルド「感謝祭といえば卵。だから、ここから卵が打ち上れば面白いかなぁと思ってねぇ」

○○「えっ、卵が……? でも、そんなことをすると、卵が割れて、街が大変なことになるんじゃ……」

そう問いかけるけれど、オズワルドさんは、いつもの調子でニヤリと笑うばかりで……

オズワルド「○○は、もっと僕のことを信用してほしいなあ」

嬉々とした瞳が、私を見つめて輝いていたのだった…―。

 

 

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