山車についている筒のことを聞いた瞬間、オズワルドさんの笑みが深くなる…―。
○○「あの…これは?」
筒に触れていた私の手に、オズワルドさんの手が重ねられた。
○○「っ……」
ふいに触れた感触に思わず手を離そうとすると、オズワルドさんの手がそのまま私の手をぐっと握った。
オズワルド「感謝祭といえば卵。だから、ここから卵が打ち上れば面白いかなぁと思ってねぇ」
○○「えっ、卵が……? でも、そんなことをすると、卵が割れて、街が大変なことになるんじゃ……」
そう問いかけるけれど、オズワルドさんは、いつもの調子でニヤリと笑うばかりで……
オズワルド「○○は、もっと僕のことを信用してほしいなあ」
嬉々とした瞳が、私を見つめて輝いていたのだった…―。