ジョシュア「明日……君の時間を、オレにくれないかな?」
甘さを帯びたジョシュアさんの声が、優しく胸に響く。
◯◯「明日は、愛の日ですね……」
ジョシュア「ああ……そうだよ」
大切な人に想いを伝える、特別な日。
(そんな日に、私を誘ってくれるのは……)
ジョシュアさんの言葉で、微かな期待に心が揺れる。
◯◯「あの…ー」
ジョシュア「……何?」
(ほんの少しの勇気を……)
◯◯「私も……もっと、ジョシュアさんと一緒にいたいと思っていました」
すうっと息を吸って、まっすぐにジョシュアさんを見つめる。
◯◯「愛の日は、ジョシュアさんと過ごしたいです」
勇気を出して、秘めていた想いを告げると…ー。
ジョシュア「◯◯……」
ジョシュアさんが、驚いたように私を見つめ返す。
ジョシュア「嬉しいことを言ってくれるね。 それじゃ……明日は二人で、とびきり贅沢な時間を過ごそう」
◯◯「はい…… !」
(愛の日に、ジョシュアさんと二人きりで……)
(今度こそ、ジョシュアさんに贈り物をしよう)
そう、一人で決心していると…ー。
ジョシュア「チョコレートの魔法……といったところかな?」
◯◯「え?」
ジョシュア「君がはっきりそんなことを言うなんて、ね」
クスリと笑うジョシュアさんを見て、私は今さら頬を熱くした…ー。