太陽7話 会えない理由

ベリー畑でのひとときは、とても楽しいものだったけれど……

―――――

〇〇『あの、コロレさん…-』

コロレ『お、おやすみなさいっ』

―――――

帰る頃から、コロレさんの様子がおかしくなってしまった。

(今日は、ベリー畑の時のコロレさんに戻ってくれるといいな……)

翌日、そう思いながらコロレさんの部屋を訪れてみたけれど…-。

コロレ「ごめんね。その……今、新作レシピを考えていて忙しいんだ。 だから……ごめん」

部屋に入れてもらえないまま、断られてしまう。

(レシピを考えてるなら仕方ない……よね)

何だか寂しく思いながら、あてもなく中庭に出ることにした。

すると……

執事「〇〇様。お散歩でございますか?」

コロレさんに仕えている執事さんと、偶然にも遭遇する。

〇〇「はい。コロレさんはお忙しそうですし……」

執事「おや、そうでございますか」

〇〇「はい、新作のレシピを考えているそうです」

執事「新作を……それは、少しいつもよりペースが早いかもしれませんね」

〇〇「え……?」

執事さんは、どこか困ったように苦笑する。

(どういうこと……?)

執事「〇〇様……一つ、お願いを聞いていただけませんか?」

不思議に思う私に、執事さんは優しく言葉を続けてくれたのだった…-。

 

 

<<第6話||太陽8話>>