太陽6話 夜明けの光

ヴァイリーさんの体が、白く柔らかい光に包まれる。

そして……光が消えると、ヴァイリーさんの怪我は治っていた。

(何が……どうなっているの?)

ヴァイリー「これは……呪いが……解けたのか……?」

○○「えっ……!」

ヴァイリー「うまく言えねぇんだけど……今までと、なんか感覚が違うっていうか、オレの中の、何ていうか……黒いもやがかかってたトコが、なくなった……そんな感じがする」

(良かった……)

○○「ヴァイリーさんが無事で、本当に良かった……」

私は安堵で涙ぐみ、その場に崩れ落ちてしまう。

ヴァイリー「○○……ハハッ。なんて顔してんだ」

こらえきれずに涙をこぼすと、ヴァイリーさんは私を抱き寄せた。

(ヴァイリーさんが、好き……)

彼の胸に顔を寄せると、何度も優しく頭を撫でてくれた。

いつの間にか夜明けが訪れ、美しい朝の光が真っ直ぐに、私達に降り注いでいた…―。

 

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