2024-01

通常ストーリー

月最終話 離さない手

薄青い月明かりに照らされた森の中…-。 カノトさんは、しっかりと私の手を引いて歩いていく。 そして、不意に振り向くと、私の髪に繊細な指先を伸ばして…… カノト「木の葉がついてる」 髪を撫でるようにして、はらりと木の葉が散らされた。 その後も...
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月7話 森での二人

夜が深まり、ますます空気が冷たくなっていく…-。 森で足を滑らせ、動けなくなったところを、カノトさんが見つけてくれた…-。 カノト「……〇〇」 でも、私を抱きしめてくれたカノトさんは、むっとした表情で…… (カノトさん、怒ってる……? どう...
通常ストーリー

月6話 崖下で……

いきなり姿を消してしまったカノトさんを探しに来た森で、私は足を滑らせてしまった…-。 〇〇「痛っ……」 痛む腰を撫でながら上を見上げると、さっきまで自分がいた場所が見える。 (崖下に落ちたんだ……) どうにかして上に戻れないかと、足をかけて...
通常ストーリー

太陽SS 夕陽が沈むまで

〇〇を、森で危ない目にあわせちゃってから何日か経って…… 僕は、もう一度森に行こうと〇〇を誘った…―。 (やっぱり、素敵な場所だ) 森に着いたら、葉っぱ達が夕陽の茜色を受けてきらきらと輝いていた。 (綺麗な森だから……〇〇にも、好きになって...
通常ストーリー

太陽最終話 頼もしく

森で崖下に落ちたところを、カノトさんに助けられてから数日…-。 今日はカノトさんに誘われて、また九曜の街並みを歩いていた。 美しい瓦屋根と白壁が連なる道に見とれながら、ちょうど大通りに戻ってきたところ…… カノト「〇〇の瞳、輝いてる」 〇〇...
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太陽7話 森へ行った理由

カノト「〇〇ー、どこー! 返事してー」 〇〇「カノトさん……?」 森で崖下に落ちて震えていると、カノトさんの声が聞こえてきた。 〇〇「ここですっ! カノトさん!」 カノト「〇〇っ」 すぐに崖上からカノトさんが顔を覗かせてくれる。 私を心配そ...
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太陽6話 崖下で一人

突然消えてしまったカノトさんを探しに夜の森に入った私は、足を滑らせてしまった…-。 〇〇「痛い……」 打ちつけた腰の辺りをさすりながら、自分が崖下まで滑り落ちたことを理解する。 (上に登らないと……) 足をかけて上がろうとしても、ぬるりと滑...
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第5話 どこに……?

カノトさんと、森へ向かう途中…-。 カノト「〇〇……これ、何? 丸くてぽかぽか」 〇〇「これは……ベビーカステラ? かな?」 カノト「べびーかすてら? ……あ、あれは?」 〇〇「あれは…-」 街が珍しいのか、カノトさんは興味がひかれるところ...
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第4話 祭りの順番

カノトさんと森へと向かう中、街の喧騒が大きくなり始めていた。 見れば、あちこちで人が忙しそうに走り回っている。 (どうしたんだろう?) 〇〇「何かあるんでしょうか?」 カノト「うん。あるよ!」 私の問いかけに、カノトさんは嬉しそうに答えてく...
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第3話 雛鳥のように

まるで雛鳥のように私に懐いてくるカノトさんと話をしていると…… 従者「お話中に失礼いたします。よろしければぜひ、九曜の街を見ていかれては」 カノト「そう! 僕、案内する」 (えっ、お城から出たことないって……) 〇〇「カノトさん、外に出て大...