2023-11

フロアに、管弦楽の甘い調べが流れ始める…―。 グウィード「大丈夫。僕に任せて♪」 ○○「はい」 グウィードさんに力強く手を握られ、私の胸はまたトクンと音を鳴らす。 リードされるまま、足を前に踏み出した。 グウィー「上手だよ、子猫ちゃん」 ○...

グウィードさんの元から、私の蝶と同じ羽の蝶が飛び立った。 （もしかして……） ひらひらと舞う蝶を見つめながら、期待で胸が膨らんでいく。 彼と私の間で、二匹の蝶がダンスをするように飛び交う。 ○○「グウィードさん……」 グウィード「主催者側は...

グウィード「これから、ゲームの時間なんだ◆」 暗闇の中、耳元でグウィードさんが囁く。 （え……？） グウィード「僕がここに来たのは、ティアラのためじゃないんだ◆」 ○○「それじゃあ、いったい何のために……？」 グウィード「ふふ、気になるかい...

ー－－－－ グウィード『じゃあ存分に楽しんでね、子猫ちゃん◆』 ○○『え？　あ……。　行っちゃった……』 ー－－－－ （もう少し一緒に話せると思ったのに） シャンパンを楽しみながら、招待客の話に耳を傾ける。 招待客の男「コロナ王家の方々が作...

私とグウィードさんの間を風が吹き抜けた。 彼はゆっくりと私の方へと歩いてくる。 グウィード「驚いた顔をしているね◆」 ○○「はい……とても」 （リボンのこともだけど、まさかグウィードさんに会えるなんて思わなかった……） グウィード「このリボ...

夜の帳が下りる…―。 淡い月の光が輝くある夜、私はとあるパーティに招かれた。 （ここが会場？） 背の高い門をくぐり抜けると、目の前に美しく荘厳な建物が現れる。 （素敵……） 建物を目の前にして、思わずため息が漏れる。 （この中でパーティが開...

覚醒前 第1話　蝶のいたずら 第2話　飾りを結んで 第3話　ティアラのお披露目 第4話　蝶を探して 太陽覚醒 太陽5話　蝶の導き 太陽最終話　花と蝶 太陽SS　導きの真実 月覚醒 月5話　ダンスのお相手 月最終話　彼とワルツを踊りたい 月S...

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