第1話 モンスターとの遭遇

武器の国・アースガルズ 陽の月・・・-。

太陽の光を反射する指輪の前で、私は祈りを捧げる。

まばゆい光が少しずつ和らいでいくと、そこには・・・・・・

??「・・・・・・アンタが俺を目覚めさせたのか?」

大きなハンマーを手にした小柄な男性が、私を冷たい目で見据える。

○○「はい、そうです」

トール「そうか・・・・・・俺はトール。アンタは?」

○○「○○です。あの、トールくんは・・・-」

??「ギャオオオオオ!」

○○「えっ・・・・・・なんの声!?」

トール「モンスターか!」

トールくんが私をかばうように声のする方へと進み出た。

すると、大きなトカゲのような姿をしたモンスター達が現れて・・・・・・

○○「っ・・・・・・!」

トール「チッ・・・・・・アンタを守りながらこの数か・・・・・・分が悪いな。一旦引くぞ」

そう言うや否や、トールくんは私の手首を掴む。

○○「えっ?」

トール「引くって言ってんだ、どんくさい女だな! さっさと走れ!」

○○「はっ、はい・・・・・・!」

モンスター達が大きな雄叫びを上げながら追いかけてくる。

けれど・・・・・・

トール「こっちだ!」

地形を生かしながら走るトールくんのおかげで、モンスター達の声は少しずつ遠ざかっていき・・・・・・

私達は、なんとか無事に逃げきることができたのだった・・・-。

 

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