太陽6話 決着の日

ヨルムンガンドが近づいている…ー。

その報告を受けたトールくんは、険しい表情で兵士さんを見つめていた。

トール「その情報、間違いないんだな?」

兵士「はい……見張り台からはっきりと見えました」

トール「ということは、もうだいぶ近づいているな……」

つぶやくトールくんの袖を、そっと掴む。

○○「大丈夫……?」

トール「ああ、問題ない。訓練を続けてきたのは、この日のためだ。 いよいよこの日が来たんだ……」

凛々しい横顔には、強い意志が感じられる。

兵士「応援はいかがいたしますか?」

トール「いらない。手はず通りだ。皆、城の守りを固め、万一に備えろ」

兵士「はっ!」

迷いのないトールくんの声は、兵士さんを鼓舞するように響く。

トール「今日こそ、決着をつける」

トールくんは静かにそうつぶやくと、ミョルニルの柄を強く握りしめた…ー。

 

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