2023-08

通常ストーリー

月SS きみはぼくの大切な…

朝露に庭の花々が輝く。 ぼくは、そこから一本のバラを手にとった。 トルマリ「いい香り~」 花に顔を近づけて、その香りをかいだ。 (○○ちゃんに渡そう。きっと喜んでくれるだろうな) 初めてできたぼくの大事な友達。 (この姿のぼくを受け入れて、...
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月最終話 二人の友情

翌日…―。 トルマリ「天気もいいし、中庭でティータイムにしようよ♪」 ○○「うん!楽しそう」 (でも、もてなされるばかりじゃなくて、私も何かお礼がしたいな) ○○「トルマリは、甘いものが好き?」 トルマリ「うん、大好きだよ!」 ○○「それな...
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月7話 トルマリと私

そして私達は、トルマリの王国の城にやってきた。 城に入るなり、トルマリを心配し、皆が駆け寄ってくる。 従者「トルマリ様、よくぞご無事で!」 トルマリ「○○が、ぼくを助けてくれたんだ」 ○○「初めまして」 執事「心から感謝いたします。どうぞご...
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月6話 ぼくの友達

トルマリの、陽に美しく輝くブロンドの髪を見つめていると…―。 不意に優しい視線が私を捉えた。 トルマリ「○○、庇ってくれてありがとう」 ー---- ○○「謝ってください! トルマリのこと、そんな風に言わないで……!」 ー---- 男の子とは...
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太陽SS ぼくの変化

夕焼けが、街も人も、ぼくの部屋の中も全部染めていく。 いつもだったら、窓から外を眺めている時間だ。 けれど、今日は違う。 トルマリ「○○は、明るい色のドレスが似合うと思うんだよね」 彼女のドレスを選ぶため、ぼくはクローゼットの中を見渡してい...
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太陽最終話 キスの意味

煌びやかに装飾された会場で、私の歓迎パーティーが開催されている。 (こんな素敵なパーティー……トルマリにお礼を言わなきゃ) 会場に、優美な曲が流れ始めた。 トルマリ「〇〇」 〇〇「トルマリ! 素敵だね、ありが…-」 トルマリ「……」 (トル...
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太陽7話 誰よりも男の子…

――――― トルマリ『ぼく、男の子なんだよ』 ――――― その後…-。 トルマリと一緒に城へ向かっていく途中…… 徐々に足に痛みを感じていった。 〇〇「……っ!」 思わず足を止めてしまう。 (あ……) たくさん歩いたせいか、靴擦れを起こして...
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太陽6話 ぼくをみて…

トルマリの穏やかなその表情が、私の中の淀みを綺麗に流してくれる。 (なんだか、トルマリに助けてもらってばっかりだ) その時、不意にトルマリの手が私の頬を包んだ。 トルマリ「……〇〇に可愛いって言ってもらえるの、すっごく嬉しいんだけど」 ふと...
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第5話 女の子の理由

トルマリと一緒に城への道を歩いていると、森の小道にさしかかる。 (綺麗なところ……) トルマリ「綺麗でしょ? ちょっと休憩しようか」 〇〇「うん」 私達は、木陰に並んで腰をおろした。 木々の間を通り過ぎる風が、とても爽やかな香りを運ぶ。 ト...
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第4話 誰よりも可愛い

――――― トルマリ『男同士で気持ち悪いだろ!』 ――――― 二人の男はトルマリが男だとわかり、開いた口がふさがらないようだった。 街の男2「君……男なの?」 トルマリ「そうだよ」 さらりと答えるトルマリに、男達は動揺を隠せない。 街の男1...