太陽5話 王子としての言葉

あれから、数日・・・ー。

シュニー君はスタジオに缶詰状態でダンスのレッスンを続けていた。

○○「シュニー君、お菓子を持って来ました。少し休憩しませんか?」

声をかけると、鏡の前で動きを確認していたシュニー君がこちらに振り返る。

シュニー「気が利くじゃないか、下僕。ちょうどお腹がすいていたんだ」

額から汗を流しながら、シュニー君はこちらへと歩いてくる。

その表情はきらきらしていて、充実感がにじみ出ていた。

○○「ダンス、すごくよくなりましたね」

それは、お世辞ではなく本心だった。けれど・・・・・・

シュニー「まだ駄目だ、完璧じゃない。やるなら完璧を目指さないと。僕はスノウフィリアの王子だからね。皆の前で情けない姿を見せるわけにはいかない。完璧になるまで、続けるよ」

○○「シュニー君・・・・・・」

彼の決意に満ちた表情と言葉に、胸が小さく高鳴った・・・ー。

 

 

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