月6話 練習の日々

ルーガ君と約束をしたあの日から、ミヤは森の奥で毎日のように魔術の練習をしている。

ミヤ「ルーガとの約束、守らないとね」

私は、その様子を見守ることしかできない。

(こんなに真剣な表情のミヤ、初めて・・・・・・)

魔術の祭典はいよいよ明日に迫っていた。

ミヤ「・・・・・・っ、失敗だ」

○○「ミヤ・・・・・・」

何度も挑戦するけれど、ミヤはまだ一度も成功をしていない。

ミヤ「・・・・・・駄目だな」

ミヤは肩を落として弱音をつぶやいた。

けれど・・・・・・

ミヤ「・・・・・・なんて、そんなことばっかり言ってられないか。 ルーガのためにも、落ち込んでいる暇なんてないよね!」

背筋をぴんと伸ばしたミヤが、再び真剣な表情で魔術書を広げ始めた。

彼の真剣な横顔に、胸がぎゅっと締めつけられる。

ミヤ「あのさ、○○ちゃん・・・・・・頑張ってって、言ってくれるかな? ○○ちゃんが応援してくれると、もっと頑張れる気がするんだ」

(今の私が、ミヤにできること・・・・・・)

○○「ミヤ、頑張って!」

ミヤ「うん!」

私は、ありったけの気持ちを込めてミヤを応援し続けた・・・-。

 

 

<<第5話||<<太陽SS||月7話>>