2023-03

通常ストーリー

太陽SS 酔いつぶれた後悔

陽影「……やっちまった」 祭りで酔いつぶれたオレは、いつの間にか自分の部屋の布団に運ばれていた。 そうして、まだわずかにぐらつく頭で先ほどの出来事を必死に思い出す。 (えっと……) ――――― 陽影『なあ……オレの側にいろよ?』 ○○『……...
通常ストーリー

太陽最終話 甘い真夏の夜の夢

夜空では、無数の花火が音と光を散らしている。 (どうして……?) 突然重ねられた唇に、私の心臓が震え出す。 大きく鳴り響く鼓動に、私にはもう花火の音すら聞こえなくなっていた。 陽影「……」 かすかに触れた唇が、やがてゆっくりと離れて…―。 ...
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太陽7話 夜空の大輪

街は、楽しそうな人々の声に満ち溢れている。 (今日が終わったら、陽影さんとはもうお別れ……) さきほどから胸に、寂しさが募るばかりだった。 (陽影さんは……どう思っているんだろう) 目の前で出店の店主と話し、かき氷を注文した陽影さんを見る。...
通常ストーリー

太陽6話 はぐれないように

祭りの最終日を目前にして降ってきた激しい雨に、私はただ晴れることを祈るしかできなかった。 そして迎えた最終日…―。 喜ばしいことに嵐は過ぎ去り、空にはさわやかな晴天が広がっていた。 私と陽影さんは二人で手を繋いで、胸を弾ませながら祭の行われ...
通常ストーリー

第5話 テルテルボウズ

その日以来…―。 陽影さんは祭の最中に顔を合わせると、人々に囲まれていても応えてくれるようになった。 時には手を振り、仲間と共に話に混ぜてくれたり、二人で祭を回ってくれたりする。 (陽影さんといると、すごく明るい気持ちになれる) (祭の最終...
通常ストーリー

第4話 一緒に行こうな

晴天の空はいつしか雲に覆われ、降り注いでいた太陽の光も薄らいでいる。 その空を仰ぎ見ながら、陽影さんが、彼にしては小さな声で話し出した。 陽影「オレ、さ…―。小さな頃から思い込むとそれ一直線で周りが見えなくなるんだ。 だからいい奴だなって思...
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第3話 凪の海のような

晴天の空で太陽が、今日もさんさんと輝いている。 (暑い……) 初日に陽影さんと祭を一緒に楽しんでから、早数日の時が経とうとしていた。 夏越の祭はそれは見事なもので、私はすっかり異国情緒あふれるこの国に夢中になった。 でも…… (陽影さん、今...
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第2話 夏の夜

煌々と燃え上がる篝火は、人の数倍ほどの高さにまで炎を揺らめかす。 幻想的な炎に目を奪われていると、気付けばこれまでの騒がしさが嘘のように静かな時が流れていた。 (……え?) 辺りを見渡せば、目に入るのは、二人になった男女達…… 人前にも関わ...
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第1話 太陽のような笑顔

四季の国蓬莱・虹の月…―。 街はどこもかしこも祭に踊り狂う人々であふれ、和太鼓と笛の音が騒がしいほどだった。 街全体が活気付いている様子に、辺りをぐるりと見渡すと…… 陽影「おーい、よく来たなぁっ!」 鳴り物を打ち鳴らし踊りを楽しむ人々の輪...
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【夢100】陽影 ストーリー

覚醒前 第1話 太陽のような笑顔 第2話 夏の夜 第3話 凪の海のような 第4話 一緒に行こうな 第5話 テルテルボウズ 太陽覚醒 太陽6話 はぐれないように 太陽7話 夜空の大輪 太陽最終話 甘い真夏の夜の夢 太陽SS 酔いつぶれた後悔 ...