プリンスアワード 太陽7話 消えた微笑み カーテンが揺れて、柔らかな日差しがジークさんの頬に波を描く…ー。 ジーク「まさか、あなたがそんなことを考えていらしたとは」 私に剣で『負けた』ジークさんは、ソファに座り、足を休ませている。 隣に座っている私も、慣れない剣を握ったせいで疲れき... プリンスアワード
プリンスアワード 太陽6話 優しさ 翌日…ー。 少し風が強い昼下がり、私とジークさんは練習用の木剣を手に向かい合っていた。 (ジークさんの隙をついて前に……) 兵士さんに教えてもらったことを、何度も頭に思い浮かべる。 ◯◯「約束、覚えていますか?」 (私が勝ったら、ジークさん... プリンスアワード
プリンスアワード 第5話 秘密の特訓 太陽が空高くに登り、城のあちこちから人々が働く声が聞こえてくる…-。 ○○「ジークさん……もしも、私がジークさんに一回でも勝てたら、何か私のお願いを聞いてくれませんか」 ジーク「……いいでしょう。 そうと決まれば、特訓をいたしましょう」 ジ... プリンスアワード
プリンスアワード 第4話 賭けごと 翌朝…… 朝の光はほとんど寝られなかった私にはまぶし過ぎるほどで、私は日陰を探して歩いていた。 (ジークさん、少しはよくなったかな) (朝の手当てをしないと) 彼の部屋を訪ねる道で、私は信じられない光景を目にした。 ○○「ジークさん!」 昨... プリンスアワード
プリンスアワード 第3話 優しい王子様 晩餐会の後…… ジーク「今夜はあなたをエスコートできて幸せな夜でした」 ジークさんは、食後の長い歓談までしっかりと終え、私を部屋まで送ってくれた。 (ジークさんって、絵本から出てきたみたいに完璧な王子様だな) (礼儀作法も完璧で、いつでも人... プリンスアワード
プリンスアワード 第2話 晩餐会 その夜…-。 ジークさんと私は、記録の国の皇太后様の晩餐会に招かれていた。 (王様のお母様……だよね?なんて上品な方) 車いすに腰掛けた皇太后様は、私たちに気取らない、輝くような笑みを向けてくださる。 ジーク「お招きいただき、光栄でございま... プリンスアワード
プリンスアワード 第1話 私のプリンセス 記録の国・レコルド 凪の月…-。 花の香りの風が、柔らかに髪を揺らす昼下がり…-。 数日後に行われるプリンスアワードに招かれ、私は、この歴史ある国を訪れていた。 (ここが記録の国……) 迎えの車の車窓から、たくさんの衛兵さんが捧げ銃をしてい... プリンスアワード
プリンスアワード 【プリンスアワード】ジーク ストーリー 覚醒前 第1話 私のプリンセス 第2話 晩餐会 第3話 優しい王子様 第4話 賭けごと 第5話 秘密の特訓 太陽覚醒 太陽6話 優しさ 太陽7話 消えた微笑み 太陽最終話 はるか遠くまで 太陽SS この腕に閉じ込めて 月覚醒 月6話 瞬きの... プリンスアワード