太陽6話 明日の約束

窓から、情熱的な夕陽の光が差し込んでくる…―。

○○「この後まだお時間はありますか?」

私は息を詰め、砕牙さんの返事を待つ。

砕牙「まだ滞在する予定だが……」

○○「では、明日……もしよければ私と……」

言い淀む私に、砕牙さんは優しい声色で言葉を紡ぐ。

砕牙「特別なカカオで作られたチョコを売る店があるそうだ。うぬも食べてみたくはないか?」

○○「え……?」

砕牙「もしよければ、我と共に明日もチョコレートの店に行かぬか?」

○○「砕牙さん……」

砕牙「うぬと店を見て回りたい」

(もしかして、私が言う代わりに、誘ってくれたのかな……?)

○○「はい……!」

砕牙「そうか……。 明日はうぬとゆっくり過ごせるのだな……待ち遠しい」

夕日の光を浴びて輝く彼の顔が、本当に綺麗で……

私は胸のときめきを、抑えられずにいた…―。

 

 

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