2023-01

審判の国・アルビトロ　影の月…－。目覚めさせた王子に招待されて、私は石畳の街並みが美しい、審判の国・アルビトロへと来ていた。待ち合わせ場所に来て、立派な礼拝堂の鐘楼を見上げていると……アディエル「あ、やっと来たか！　オレの命の恩人」明るい声...

覚醒前第1話　口の悪い王子様第2話　禁止区域第3話　怯える子ども第4話　ルシアン太陽覚醒太陽5話　落胆の理由太陽最終話　花畑でのこと太陽SS　背中合わせの照れ隠し月覚醒月5話　ふさぎこむ部屋月最終話　ルシアンの真意月SS　見つけ出した選択

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覚醒前第1話　蒼い目の王子第2話　彼のお兄さん第3話　どこまでも深い蒼第4話　君までの距離第5話　光を求めて太陽覚醒太陽6話　その光は……太陽7話　彼の変化太陽最終話　彼の秘密太陽SS　欲張りな僕月覚醒月6話　彼の力月7話　月明りと涙月最終...

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○○と願いを叶える旅から戻った日のこと…―。（不思議な旅だったな……あの旅人は、もう家に着いただろうか）力を失い打ちひしがれていたはずなのに、僕は今、この数日のことを思い出して温かな気持ちでいた。ー－－－－○○「人々が、何が嬉しくて笑ってい...

飛行機の部品を集め終え、しばらく経つと…―。シュテル「やっぱり無理だ。直らない」（また、シュテルさんの笑顔が見たいと思って旅をはじめたけれど、駄目なのかな……）何とか形だけはそれらしく戻ったものの、飛行機のエンジンはかからない。旅人「ええ、...

――そうして、私達はシュテルさんの回復を待ち、人々の願いを叶える旅に出た。砂漠の星に立ち寄ったある日…―。○○「シュテルさん、あそこに人が見える気が……」見ると、壊れた飛行機の傍で、男性が手を振っている。シュテル「旅人か……飛行機が墜落した...

あまりに透明な静寂が、ひどく耳に痛い…―。しばらく押し黙っていたシュテルさんが、私の手首を握った。シュテル「君は、何を願った？」○○「私はただ、星屑が止まってくれれば……と」シュテルさんは、瞬き一つせずに私を見つめる。シュテル「成る程。その...

（私の願いは……）手の中で光る流れ星を見つめる。その気持ちが心の底から溢れ出て、願わずにはいられなかった。（星屑時計よ、止まって……！）途端、流れ星が私の手から飛び立ち、星屑時計が輝く。次の瞬間……星屑時計は輝きを失い、ただの砂時計のように...