2023-01

アルマリが、意を決したように宝石に手をかざすと…－。（わぁ……）宝石に、光がぽつぽつと灯りはじめた。国民「すごい……！　今までにないくらい、綺麗な輝きだ……。　ダイヤモンドの乙女も、喜んで下さるに違いない……」国民の歓声が、響き渡る。それと...

その日の夜…－。（そろそろ眠ろうかな……）ベッドに入り、眠りにつこうとした時……○○「……？」扉の外で物音が聞こえてきた。（何だろう……？）恐る恐るドアを開けてみると…－。アルマリが窓の外をぼうっと眺めていた。○○「アルマリ……？」アルマリ...

トルマリさんの話題になり、アルマリの表情に暗い影が落とされる。（アルマリ……どうしたのかな？）不意に曇った表情が気にかかり、私はアルマリの方に顔を傾ける。すると…－。○○「……っ！」すぐ近くにいたアルマリの顔に、頭をぶつけてしまう。（痛い…...

城に戻った報告と挨拶のために、私とアルマリは国王様の元へ向かった。国王「○○様、アルマリを目覚めさせていただき、本当にありがとうございました」○○「いえ……そんな……」国王様に丁寧にお礼を言われて、思わず身を縮める。アルマリ「父上、トルマリ...

アルマリが城に戻ると、執事さんやメイドさん達が一斉に駆け寄ってきた。執事「アルマリ様、ご無事で嬉しゅうございます！」メイド「お怪我などはありませんか？」アルマリは、きょろきょろと慌ただしく視線を動かしている。（……誰かを、探しているのかな？...

宝石の国・マリングラス　陽の月…－。（まぶしい……！）指輪から強い光が放たれて、私の目の前に蒼い瞳の男の子が現れた。（蒼くて綺麗な瞳……）アルマリ「……」目の前の男の子は、何も言わず、ただ私のことをじっと見つめてくる。○○「えっと……」アル...