通常ストーリー 月7話 サイの傷 サイさんに体を支えられて、なんとか外に出ることができた。 ○○「……サイさん、ごめんなさい」 サイ「○○、大丈夫?」 まだ苦しかったけれど、彼の心配そうな眼差しに、頷き返す。 ○○「本当にありがとうございます。子猫は……」 サイ「無事だから... 通常ストーリー
通常ストーリー 月6話 燃え盛る炎の中で (子猫、どこに行っちゃったの……) 私は子猫を助けるために、燃え盛る小屋の中をさまよっていた。 ○○「どこにいるの!?」 煙が立ち込め、思うように周りが見えない。 (どうしよう、こんなじゃ全然子猫が探せない) やみくもに前に進んでみるけれど... 通常ストーリー
通常ストーリー 太陽SS 炎の中の誓い 少年「王子さま……お姉ちゃんが中に入って行っちゃった」 少年達は、堰を切ったように泣き出した。 サイ「……! ○○っ!!」 彼女の名前を叫びながら、僕は燃え盛る小屋へと駆け寄る。 その瞬間、恐ろしいほどの熱風が僕を襲った。 サイ「……っ!」... 通常ストーリー
通常ストーリー 太陽最終話 失いたくない さっきまでの喧騒が嘘だったように、星が穏やかに瞬いている。 ――――― サイ『……この子、城で飼おうか』 ――――― ○○「サイさん、どうして突然子猫をお城に?」 城に戻りながら、私は彼の顔を見上げた。 サイ「……君達のせいかな」 ○○「そ... 通常ストーリー
通常ストーリー 太陽7話 一緒に帰ろう サイさんに手を引かれながら、炎の中を進んでいく。 (なんだか、頭がぼうっとする) 煙を吸い過ぎたのか、意識が朦朧としてきている。 (でも、しっかり歩かないと) けれど意志とは反対に、その場に倒れ込みそうになってしまう。 サイ「○○……?」 ... 通常ストーリー
通常ストーリー 太陽6話 炎の中で 燃え盛る小屋の中、必死に子猫を探す。 (どこにいるの……!?) そのとき、微かに子猫の鳴き声が聞こえた。 ○○「あ……っ」 毛布の影から、子猫がよろよろとした足取りで出てくる。 ○○「よかった……!」 抱きしめると、子猫の体はとても熱くなっ... 通常ストーリー
通常ストーリー 第5話 炎の恐怖 翌日…-。 窓から入る風が心地いい。 (焼き過ぎてしまったかな) 小屋で面倒を見ることにした子猫の為に、私は魚を焼いていた。 サイ「な、何してるの!? ○○」 私の様子を見に来たサイさんが、動揺した様子でフライパンを凝視している。 ○○「サ... 通常ストーリー
通常ストーリー 第4話 サイの気持ち 頬を風に撫でられて、そっと目を開ける。 (あ、私……) 二人を起こさないように、傍に座ったつもりが、いつの間にか眠ってしまっていたようだった。 サイ「……起きた?」 優しい声がかけられる。 ○○「……!」 気がつくと私は、サイさんの膝の上に... 通常ストーリー
通常ストーリー 第3話 眠る彼 サイさんと子猫を助けてから、しばらく…-。 私は、子猫にご飯をあげようと、再び小屋に来ていた。 子猫「にゃぁ」 中へ入ると、私の足元に子猫が頭を擦り付けてくる。 (可愛い……) 頭を撫でると、喉をゴロゴロ鳴らして私にお腹を見せてきた。 (懐... 通常ストーリー
通常ストーリー 第2話 子猫とサイ ー---- サイ『綺麗だけど……僕はこうして見てるだけでいいよ』 ー---- 困ったようなサイさんの笑顔が頭から離れず、その夜はなかなか寝付けなかった。 その翌日…-。 サイさんが公務に出ている間、私は城の近くの小路を散歩していた。 (ちょ... 通常ストーリー