ネペンテスさんと二人で、集中しておばけカボチャハウスを作っているうちに、すっかり夜のとばりが落ちていた。
(もう、こんなに真っ暗に……)
と、突然ネペンテスさんが…-。
ネペンテス「ああ……! 作ってみるものですね! 最高の食ができそうですよ」
ひどく興奮気味に声を上げた。
ネペンテス「この最高の食材達を、もっともっと磨き上げなければなりません」
そう言うと、くるりと私の方を振り向いた。
ネペンテス「わかって……らっしゃいますね?」
ネペンテスさんが、こくりと喉を鳴らしながら私ににじり寄ってくる。
(な、何だか怖い……どういうこと?)
ネペンテス「あなた様を、このカボチャに埋め込み、最高潮! あのいただきへ昇るのです!」
○○「え……!?」
ネペンテスさんは興奮の眼差しを私へ向け、私を捕えようと両手を伸ばした…-。