太陽5話 上の空

藤目「この気持ちは……」

そう言ったきり、藤目さんは黙り込んでしまう。

〇〇「藤目さん? オムライス、冷めちゃいますよ?」

そう言うと、彼はようやく顔を上げた。

藤目「……それはいけない」

まだ湯気が上がっていることを確認し、藤目さんは嬉しそうに微笑む。

藤目「いただきます」

そう言って一口目を頬張ると、藤目さんは嬉しそうに笑う。

藤目「……とても美味しい」

そう言いながらも、彼はどこか上の空で、何かを考えているようだった…-。

 

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